「路上生活者」に着想を得た「ダンボールみたいなバッグ」

「beta post」というブランドをご存知だろうか?

「観る人の思考を促すこと」をコンセプトとして2019AWにローンチ。ファッションという枠にとらわれることのない自由な発想により、プロダクトを通して環境やサステイナビリティといった問題を提起し続けている。

特筆すべきは、社会性のあるメッセージ一辺倒ではなく、カッコよさや機能性もしっかりと備わっている点。デイリーユースなファッションアイテムとして仕上がっているから、日々、ナチュラルに問題を意識できるわけだ。

肩肘張りがちなトピックスだからこそ、楽しみながら向き合いたい。たとえば、こんなショルダーバッグを通して——。

ダンボールの質感をハイテク素材で再現
「CardBoard Shoulder Bag」

©beta post

知恵を使って余剰品と上手な付き合い方を実践している路上生活者、その思考にインスパイアされた「CardBoard Shoulder Bag」。

タイベックとプリーツレザーを貼り合わせた素材は"繰り返し使えるダンボール"がテーマ。

表面のタイベックはポリエチレン製で撥水性があり、内側のレザーはピッグスキンにプリーツ加工を施している。

©beta post
©beta post

コードにはビニール紐に模したDyneemaファブリックを使用。

ダンボールの質感をあえてハイテク素材で再現したショルダーバッグには、同ブランド独自の世界観が存分に漂っている。

価格は3万9600円(税込)。最寄りの取扱店はコチラで確認を。

時間の経過とともに生地にシワや剥離、白化が生じることもあるようだが、それすらも素材の特徴として楽しみたい。

©beta post

環境を汚染するゴミ問題は一筋縄で解決できるものではない。余剰品として価値を失ったものも、捉え方によって再度価値のあるものに昇華される。

そんなメッセージが、生産者から消費者へと伝わり、環境に対して意識を向ける良いきっかけになることが理想的。「beta post」はそう考えている。

Top image: © beta post