AppleやYouTubeも。なぜ、「アート」を学んだ起業家は成功するのか?(前篇)

いま、欧米ではビジネスの場においてアートが注目されています。私自身もGoogleやWeWorkといった企業にアーティストとして呼ばれることも。

なぜか?

アートを学んだ起業家たちがイノベーションを起こして新しい時代を作り、社会的に大きな成功を収めているからです。

既に欧米の多くの企業や教育機関がアート、そしてアーティストの重要性を認識しています。

Design in Tech Report 2016」が発表したデータによれば、ユニコーンと呼ばれる資産評価額が10億ドルを超える非上場企業のうち、なんと21%もの企業の共同創業者がアートやデザイン、音楽といったクリエイティブなバックグラウンドを持っているのです。

Appleの創業者スティーブ・ジョブズがカリグラフィーを学んだことは日本でも有名な話。YouTubeも共同創業者のチャド・ハーレイは美術を学んでいますし、Airbnbの共同創業者であるジョー・ゲビアも学生時代からアートを学んでいます。

また、そのAirbnbを世に送り出したY-Combinatorのポール・グレアムは、コンピューターサイエンスを学んだ後、イタリアで絵画を学んでいます。GoPro創業者のニック・ウッドマンも視覚芸術を学んでおり、Twitter、Square、Mediumといったサービスの共同創業者ジャック・ドーシーは、ロバート・ヘンリーというアーティストが書いた『The Art Spirit』からビジネスについて多くを学んだと公言。Yahooの元CEO、マリッサ・メイヤーも画家である母親に強い影響を受けたと言っています。

このように、現代において画期的なサービスや製品を作り出している人々の多くが、アートの重要性を訴え始めているのです。

この大きな潮流は、欧米では既に教育にまで浸透し始め、最近では多くのビジネススクールがデザインやアートに関連した科目を設けています。

例えば、 マドリッドにあるIE Business Schoolのニール・ヒンディ教授は「企業のイノベーションプロセスにアーティストの視点をどう取り入れるか?」について教鞭をとっています。

彼がメンターを務めたスタートアッププロジェクトは同校の大会で優勝し、実際に起業に繋がっているなど成果を上げています。最近ではアジア、北米、ラテンアメリカでも講演ツアーを行い注目を集める彼は、実はイスラエルで美術館の役員も務めているのです。

一方、アート関連の大学でもビジネスを学生に教え始めています。

例えば、超一流の芸術大学であるイギリスのセントラル・セント・マーチンズでは2016年からMBAのコースを開始。同じくアートの名門校として名高いロイヤル・カレッジ・オブ・アートではInnovationRCAという起業家を育成するためのセンターを設けて学生の起業や事業のサポートを行っています。

さらにはニューヨークにあるNew Museumではインキュベーションプログラムを立ち上げるなど、アーティストやデザイナーといったクリエイティブな人々のビジネス進出が急激に加速しています。

すでに多くの企業もアートの重要性を認識していて、例えばAdobeやFacebook、Googleといった企業ではアーティストレジデンシープログラムを作り、自社のコミュニティの中にアーティストを積極的に巻き込んでいます。

Googleが作っているコミュニティスペースGoogle Campusでは、今後全てのキャンパスにアーティストを採用していくと言われています。

WeWorkもアーティストとのコラボレーションを活発に行っており、マドリッドオフィスのオープニングイベントEra of Creatorsでは、アーティストが実際にオフィスの窓や壁に作品を作るなどビジネスに携わる人々とアーティストやクリエイターとの交流の場を積極的に作っています。

そう、これまでアートと言えば趣味・娯楽の世界の話でしたが、ビジネスにおける必須科目となりつつあるのです。

※後篇へ続く

Top Photo by Justin Sullivan/Getty Images
前篇では、GoogleやWeWorkといった企業の事例を交えながら、これまでは趣味・娯楽としての側面が強かったアートがビジネスにおける必須科目となりつつあ...
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