「明日でいっか」は、終わりの始まり……。
何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。
それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。
アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?
先延ばし撲滅デー
(Fight Procrastination Day)
今日できることを明日に延ばすな。いつかという言葉で考えては失敗する。今という言葉を使って考えれば成功する——。
あまりにも有名なこのフレーズ。アメリカの政治家で著述家でもあったベンジャミン・フランクリンの言葉です。
仕事でも、勉強でも、ワークアウトでも、なんとなく面倒になって「明日にしよう」と自分に言い聞かせる(あぁ、耳が痛い)。こうやって先送りにしたタスクって、だいたいは明日、そのまた明日へと先送り。嘘に嘘を重ねるように、ひとたび先送ってしまうと、それを取り戻すには相当の労力がいるものです(耳が…)。
だから、あらゆる先延ばしに立ち向かい、ここらで決着をつけようじゃありませんか!
と、呼びかける一日がアメリカに存在しました。今日9月6日「先延ばし撲滅デー(Fight Procrastination Day)」です。紀元はよくわかりません。
抱えたタスクが人によってバラバラなら、勝利の方程式もまたそれぞれ。つまりは、自分に合った方法を見つけ出すしかないようです(ないんかーい!)。
ちなみに、フランス・ロマン主義の詩人ヴィクトル・ユーゴーも先送りの常習者だったそうでして。で、彼はどうしたかといえば、仕事に集中するため着ていた衣類を脱ぎ、それをアシスタントに預けてひとり裸で部屋に籠って作業したんだとか。
真っ裸で部屋から出るわけにもいかない。極限状態を自らつくり出すことで「やるっきゃない!」に自分のモードを持っていった、というわけ。にしても全裸って(笑)
さて、この「先送り問題」は決してアナタひとりで戦うわけじゃない。世のなか星の数ほど同じ状況から抜け出せないでいる人がいます。
さあ、ともに裸に…いや、ともにこの強敵に勝負を挑む一日を!