後悔の原因は、なんと捨てた選択肢の情報不足にある……【研究結果】

後悔は、できればしたくないもの——。じつは、そんな「後悔の原因」が、Daniel Feiler氏らの研究で明らかになった。

先に結論から言ってしまうとこう。

選ばなかった選択肢に対しての情報少ないほど、後悔は大きくなる。らしい。

これはいったいどういうことなのか——? 実際の研究結果を2つ紹介するので、ぜひチェックしてほしい。

まずは、800人の被験者が「写真好みの相手を選ぶ」というもの。ただ、写真はどれもぼやけている。つまり、容姿がはっきり分からない状態で選ぶ必要がある。

最終的に相手を2人に絞り、「デートがしたい」と思ったほうを決めたところで、その人のはっきりした顔が明かされる。このとき、一部の被験者は選ばなかったほうの顔もはっきり明かされた。そして、自分の選択に対して評価をする。

すると、選ばなかった相手の写真がぼやけたままのほうが、後悔は大きいという結果が出たらしい——。

また、状況を「採用」に置き換えて実験をしたところ、結果はやはり同じとのこと。

就職希望者のスペックが曖昧なまま候補を2人に絞り、最終的に採用を決めた1人の詳細なスペックが明かされる。ここで、一部の被験者は不採用としたほうの詳細も確認できるようにした。

すると、やはり採用を見送ったほうのスペックが曖昧なままの人は後悔が大きかったとのこと——。

どうやら私たちは、情報が少ないと“過剰評価”してしまう傾向にあるんだとか。

だから、後悔しないように生きるには、捨てた選択肢にフタをするのではなく、あえて詳しく知るのがいいのかもしれない……。

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