福沢諭吉の「偉大さ」がわかるかもしれない「小話」

何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。

それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。

アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?

演説の日

世の中には、じつにいろいろな「記念日」があるようで......。

今日6月27日は「演説の日」といわれています。そう、みなさんご存知の、あの人前で主義や主張、想いなどを発表する、あの演説です。

“行為”としては、おそらく人類の有史早々におこなわれてきたものに違いありませんが、日本に演説という言葉が誕生したのは、1874年、つまり今から149年ほどまえのことなのだとか。「そんなに昔じゃないんだ」って、意外に感じませんか?

そして、演説なる言葉を生み出した(※)のは、何を隠そう、あの福沢諭吉といわれています。

今日は、福沢諭吉が自身が興した慶應義塾において、門下生数名とはじめて「人前でのスピーチ」を「演説」としておこなった日だそうです。

ちなみに、現在日常的に使われる「家庭」や「自由」、「西洋」なども、福沢諭吉が現代的な解釈を加えて広めた言葉だといわれています。

ちょっと憂鬱な月曜日。学校や職場の朝の挨拶やアイスブレイクに、こんな小話、いかがですか?

※そもそも仏教用語として存在していたが、現在の「スピーチ」の訳に「演説」を用いたのは福沢諭吉がはじめてとされている。

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