「ロレアル」が北アジアでカーボンニュートラルを達成!

7月22日、世界最大の化粧品会社「ロレアルグループ」が、北アジアゾーン(中国・日本・韓国・香港・台湾)の事業所や工場、流通センターにて、カーボンニュートラルを達成したことを発表した。

多くの企業が同じ目標を掲げているが、どのようにロレアルは達成したのだろうか?

まず、同ブランドによれば、工場敷地内に設置したソーラーパネルによる太陽光発電によって、電力を賄っているそう。食品廃棄物や造園廃材を原料としたバイオマス発電にも力を入れているとのこと。

また、各地域によってカーボンニュートラル達成に向けた施策を変えていたそうだ。

例えば、台湾では自治体や商業ビルオーナーと契約し、再生可能エネルギーを調達。日本では、自治体が認定した再生可能エネルギーの発電施設を支援する「グリーン電力証書」「グリーン熱証書」に参画し、カーボンニュートラルを達成。

こうした取り組みについて、ロレアル北アジアゾーンのプレジデント、ロレアルチャイナのCEOであるファブリス・メガルバン氏は下記のようにコメントしている。

「当社は、20年以上前に地球環境危機の深刻さを認識し、2009年には製造工場と配送センターの環境フットプリントの削減に取り組み始めました。2020年には、『ロレアル・フォー・ザ・フューチャー』を立ち上げ、2025年までに世界中のロレアルの全拠点が、カーボンニュートラルを達成するという持続可能性への意欲的なコミットメントを発表しました。北アジアゾーンが、目標達成に向け取り組みを加速させていることを、大変誇らしく思っています」

SDGsの大切さが頻繁に取り沙汰されるよりも前に環境のことを考え、地域によって施策を変えるという柔軟さがあったからこそ、ロレアルはカーボンニュートラルを達成できたのだろう。これからの取り組みにも注目だ。

©日本ロレアル株式会社
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