オーガニックを超えた「リジェネラティブ」なアイスに注目!

世界初の“リジェネラティブ農業認証”を受けたアイスクリームが、このたび全米展開の食料品店「ホールフーズ・マーケット」およびオンラインストアにて発売される。

リジェネラティブ農業(環境再生型農業)」とは、オーガニック農業をさらにもう一歩前進させた農業のかたちだ。オーガニック農業をベースとして、農地の土壌修復生態系の回復に努め、動物と労働者の福祉も守っていこうと取り組みを広げている。

今回その認証を受けた「アレックズアイスクリーム( Alec’s Ice Cream)」は、ベース原料の98%が再生可能なオーガニックのもの。アイスクリームに使用されているサトウキビは、合成肥料や殺虫剤、化学物質を採用しておらず、空気中の8,000 ポンド以上の二酸化炭素を削減することにつながっているらしい。

さらに牛乳は、再生可能農業を採用しながら“A2ミルク”の牛を育てる家族経営の酪農場のみから供給。A2ミルクは、消化管や消化器にやさしく吸収が良いミルクとして海外で人気のミルクだ。

また、100%牧草で育てられた牛による乳製品は、従来の方法で飼育された乳製品と比べて、βカロテン、オメガ3脂肪酸、CLA、オメガ6など、豊富な栄養をより多く含んでいるようだ。

気になるアイスの食感は驚くほどクリーミーで、バニラやチョコ、チョコミント、塩キャラメルラテに抹茶チョコチップなど、甘みのバランスの取れたフレーバーが勢ぞろい。

再生農場と協力しながら、土壌の回復、生物多様性の促進、地球の貴重な資源の保護に積極的に取り組んでいるアレックズアイスクリーム。

こんにちでは環境面で心配されることも多い酪農だが、そんな酪農の否定的なイメージを覆していくような取り組みに、今後も注目が高まりそうだ。

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