筋肉ムキムキな米軍人たちが、いまヴィーガンに走るワケ

「マンドゥ」でお馴染み、韓国の大手食品メーカー「CJ第一製糖」。同社は、韓国にある4つの在韓米軍基地内の食料品店で、ヴィーガン軍人向けのBibigo餃子の導入を開始したらしい。

3日間の試食会を経て発売されたのは、オリジナル味・チャプチェ味・キムチ味の3種類。野菜や小麦グルテン、大豆たんぱく質がミックスされており、わずか7分という調理時間で手軽に楽しめるという。

これまで基地内では、韓国産肉を使った餃子が禁止されていたそうで、軍規に従って米国産肉で作られたもの輸入で展開されていたらしい。なんでも、食料品店の出店は一般の輸出ルートに比べて基準が非常に厳しく、今回の導入も約1年を要したんだとか。

軍人たちの間で巻き起こる“ヴィーガンブーム”

さて、韓国の米軍施設にヴィーガン餃子が展開。それだけでは面白味のないニュースも、その背景を知るととたんに興味が増してくる(かも)。

というのも、一般的に軍人といえばムキムキでお肉大好きなイメージ。それが今、彼らの中では“ヴィーガンブーム”が訪れているというのだ。

226人のアメリカ軍人を対象とした2022年「Mercy for Animals」の調査によれば、3.5%がヴィーガンで、42%が動物性食品の摂取量を控えようとしているフレキシタリアンであることが判明。

それだけではない。以下の回答からも、ヴィーガン思考がスタンダードになりつつあることがうかがえる。

・可能であれば気候に優しい食品を選択する:70%
・植物由来の食品の方が動物由来よりも持続可能である:63%
・ヴィーガン食品の方が健康的で多エネルギーである:51%

 

野菜ばかりの生活では筋肉維持も難しそうに思えるが……豊富な栄養を摂り、健康な生活を送ることの方が、軍人といえど何より大切なのかもしれない。また、このような意識変化の高まりに対して、CJ第一製糖のような大手企業がバックアップに加わることは、拡大の後押しにもなるはずだ。

それにしても、“最強のマッチョ軍団”なイメージの強い米軍で菜食主義が進んでいるとは、非常に興味深い……。

Top image: © iStock.com/MTMCOINS
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