Z世代流「クリエイティブ日記」がすごい!マインドフルネスに効果的なデジタル・ジャーナリングとは

近年、セルフケアの手法として「ジャーナリング」が注目されていますね。

頭に浮かんだことをありのままノートに書き出す方法で、日記のように整理したりせず、ポジ・ネガ問わず、思い浮かんだことをランダムに書きまくるのが特徴です。

客観的に自分の気持ちを読むことで、隠れた悩みや思考が映し出され、ストレスの緩和や集中力の向上に繋がるとされています。

さて、そんなジャーナリングの中でも、若い世代の間で話題となっているのが「デジタルジャーナリング」。

狭義のジャーナリングより幅が広く、メモ・手帳として使ったり、旅の思い出を記録するスナップブックにしたりと、どちらかというと“クリエイティブな日記”のようなニュアンスで親しまれているようです。

これら全てをアプリで編集・管理するのがデジタル・ジャーナリングというわけですが、この「編集」が鍵。

紙媒体では手間がかかってしまうスクラップブックでも、iPadやスマホのアプリを利用することで、簡単かつエステティックに仕上げられるということで、特にZ世代の間で流行しているのです。

映えにこだわる投稿が目立つInstagram上では「#digitaljournaling」のハッシュタグとともに4万件以上のポストが投稿されています。

せっかくジャーナリングするなら
可愛くエステティックにしちゃおう!

© Beatriz Ruiz

アプリ内のジャーナルをタップすると、パラパラと開く仕掛けが可愛い!開くたびにワクワクさせてくれますね。

Instagramに投稿されたRuizさんのジャーナリングは、旅の思い出を綴ったスクラップブック。旅行中の写真を貼り付けてメモを書いていて、まさにエステティックです。

写真を印刷して、切り取って、貼り付けて……こうした作業をスキップし、ゴミも出ないし編集も楽なのがデジタルの良いところ。

加えて、内容によって日記帳をいくつも携えられることもメリットですよね。紙だと大変ですが、デジタルなら内容や気分によって分け放題です。

かわいく仕上げるハウツーもご紹介

TikTokerのKrisy氏が、デジタルジャーナリングで使えるアプリの紹介に加え、デザインのチュートリアルを動画で公開しています。

© Beatriz Ruiz

動画上でおすすめされているのは「Paper by WeTransfer」と「Kilonotes」というアプリ。他には、Appleオリジナルの(直球の名前の)「Journaling」というアプリも活用できそうです。

表紙カバーや中身のデザインを簡単に選べ、自分だけのオリジナルにカスタマイズできるのも、アプリならではの良さかもしれませんね。

ちなみに、PaperアプリはProに契約しないとジャーナルを作成できないみたいですが、Kilonotesは無料で使えるデザインがあります。

さて、「趣向を凝らして可愛く作る」デジタル・ジャーナリングは、「考えずに書き出す」のが大切である本来のジャーナリングとはかなり離れたものに思えます。

ですが、自分を映し出し、アウトプットによって発散する──辿り着く結果としては、同じくセルフメディテーションとして機能しているのかも知れません。

© krisy

4月から新生活が始まった方も多いはず。

お手軽なデジタル・ジャーナリングで、オシャレ……いや“エステティックに”思い出や気持ちを記録してみてはいかが?

Top image: © iStock.com/Marina Meshcherskaia
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。