エゾシカの命を未来につなぐライジャケ

北海道では個体数調整のため、年間10万頭近くのエゾジカが駆除目的で捕えられているが、その90%以上が廃棄という末路を迎えている。

その“命の廃棄”を少しでも減らそうと、ニセコエリア発のブランド「Yuku Deer Leather Wears」が、エゾジカの鹿革を使ったライダースジャケットを生み出した。

1着につき4頭分の皮の廃棄を免れる
純国産のライジャケ

©Yuku Deer Leather Wears

鹿革は厚みを持ちながらも軽く、しなやかさを持つ素材。それを国内の皮革産業の中心地のひとつである兵庫県姫路市で、植物タンニンなめしのエゾシカ革に加工。

約1.5mmの十分な厚さと、吸い付くように柔らかくしっとりとした感触、さらには強靭な性質は、英国タイプのライダースジャケットにはぴったりだそう。

©Yuku Deer Leather Wears
©Yuku Deer Leather Wears

製造はすべて国内でまかない、このジャケット1着につき4頭分の革が廃棄を免れる。

クラシカルなシルエットでフィット感抜群に仕上がったライダースジャケットは、メンズ、ウィメンズをそれぞれ展開し、ブラックとランコシブルーの2色展開。いずれも税込44万円。公式サイトはこちら

Top image: © Yuku Deer Leather Wears
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。