ルーツは日本のジャズ喫茶?アメリカで「リスニングバー」が大流行

スピーカーに耳を傾け、どっぷりと音楽に“浸かる”──そんな体験を求める人が急増しているようだ。

ここ数年、アメリカで音楽を楽しむための飲食店である「リスニングバー」が人気となっている。

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『The Future Party』によれば、インスピレーション源となったのは日本のジャズ喫茶らしい。

ほの暗い空間に、最高品質の音響設備が鎮座。深い音が人々を包み込む様子は、確かに日本のそれと近いかもしれない。

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世界最大の口コミサイト「Yelp」が昨年11月に発表したレポートによると、リスニングバーに対するオンライン検索は過去1年間で306%も増加。国内で75か所ものリスニングバーが新たにオープンしたとのことで、人気が急増しているのは確かだ。

「リスニング」の名を冠するだけに、音楽が重要な要素となるリスニングバーでは自然と会話が少なくなる傾向がある。

「会話を抑制」し「音楽に集中」させる環境づくりは、近年のアメリカの大衆文化の中では珍しいのかもしれない。

また、ストリーミングが主流となった今、現場で音楽を楽しむ時間は特別なものになりつつある。

極めて気軽に音楽を聴ける環境に育った若い世代にとって、こうした体験がむしろ斬新に感じられるのだろう。口コミやSNSのコメントを見ても、かなりウケていることが分かる。

その場でしか聴けない音、楽曲との出会い。音楽との距離が近くなったからこそ、心を掴まれるものがある。

いつでもどこでも聴けるようになった音楽。あなたが最後に“浸った”のはいつだろうか?

Reference: The Future Party
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