Presented by 佐々木俊尚!会員制コミュニティ「LIFE MAKERS」がオープン

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メディアって言葉の持つ意味が、すごい勢いで変化してきている。
新聞やテレビは、記事や番組をつくり、それを電波や紙で配信するものだった。インターネットの時代になってもそのカタチはあまり変わっていなかった。ネットメディアは記事をつくり、ネットで配信している。

ところが昨年ぐらいから、メディアの考え方が大きく変わってきている。たぶんこの流れは今年から来年にかけてさらに強まる。どう変わるんだろうか。メディアは今までのような「情報を流す媒体」というだけのものではなくなって、もっと大きなものになる。それは共同体でもあり、私たちの生活や人生そのものでもあるような、社会全体を包んだものになっていく。メディアは空間だ。

私たちには、いろんな課題や人生の目的や、「皆とつながりたい」という欲求がある。「これから就活だけど大丈夫だろうか」「失恋しちゃってつらい……」。そういう人生のときどきのライフステージ悩みもある。そういう時に、目の前に現れて答を教えてほしいと思う。

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昔はその悩みに、おじいちゃんやおばあちゃんや、会社の先輩や人生の達人が答を教えてくれた。でもいまの時代には、そういう身近な人たちはあまりいない。じゃあどうするのか?

その時に答を与えてくれるようになるのは、これからはメディア空間だ。流れてくる記事や動画は、人生の悩みや課題に立ち向かうために答を教えてくれる。そしてそういう記事や動画を読んだり見たりしている人たちが集まり、リアルの場でも皆で考え、議論し、答を探していく。
そうやって議論し皆でつながりあっているうちに、それは共同体にもなる。だからメディアをきっかけに人はつながるようになり、それは共同体になり、心の支えになっていく。メディアの未来は、その方向だ。

メディアはそういう「全体的なもの」になっていく。だからメディアについて考えることは、これからの社会を考えることでもあるし、これからの私たちのライフスタイルを考えることでもあるし、いま盛りあがっているシェアエコノミーともつながっている。自転車に乗ったり、登山したり、仲間たちと楽しくご飯を食べたり、こざっぱりした服を着て気持ち良く過ごしたり、住まいやいろんなものを皆でシェアすること。そういうことも、メディアにつながっている。

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5月から始まるコミュニティ「LIFE MAKERS」は、そういう場だ。
ネット上でも議論するけれど、あくまでもリアルで皆と出会い、つながることが中心。月に2回は皆で集まり、それ以外にアウトドアのイベントもある。このコミュニティには、haconiwaAny+Times灯台もと暮らしaugment5メディアの輪郭LIG現代ビジネス、そしてTABI LABOなど共鳴してくれてるメディアの人たちも参加してくれている。そういうメディアのスタッフたちとも一緒に議論できる場だ。トークのゲストもたくさん計画していく。

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5月9日の最初の集まりはゲストにKitchHikeの山本雅也さんを迎えた。KitchHikeは、旅先からご近所さんまで料理を作る人と食べる人をマッチングするシェアサービスの会社。「世界の家庭料理を旅しよう」。2回目のイベントは5月15日、ゲストはLINE執行役員の田端信太郎さんだ。メディアの最先端の話が聞けると思う。

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