バービーの映画で使いすぎたため、世界でピンクのインクが品薄らしい

少女の憧れ、バービー人形。

彼女が住まう「ドリームハウス」をはじめ、バービードールの世界はビビッドな魅力に溢れている……が、それを現実に再現しようとすれば、何が起こるかは想像に難くないだろう。

そして、ハリウッドがやった。

© Warner Bros. Pictures/YouTube

目まぐるしいほどのピンクに溢れ、カラフルで文字通り異色の映像。これは、今夏公開予定の映画『バービー』のトレーラー。

主演マーゴット・ロビーのセクシーさも然ることながら、バービー人形の世界観全開のド派手な色彩は瞬く間に話題を攫った。

本作のプロダクションデザイナーが『Architectural Digest』誌に語ったところによると、バービー世界を忠実に再現したあのカラーリングを実現するためには、莫大な量のフューシャインクが必要だったそう。

驚くべきはその影響。

映画セットでの大量消費により、なんと「Rosco」社(映画や舞台セットなどで広く普及している塗料や照明のメーカー)のフューシャのインクが世界的な品薄に陥ってしまったというのだ。

サステナ的にどうなのかは微妙なところだが、ハリウッドでアメリカン・ドリーム・ハウスを制作すると(世界に影響が及ぶほど)とんでもない規模になる、ということだけは分かった。

日本での公開は8月11日。世界を“ピンク恐慌”に陥れた魔のセット、ぜひ体験してみよう。

Top image: © Warner Bros. Entertainment Inc.
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。