時差ぼけ改善には「到着先の時刻から逆算したランチ提供」にあり!?

「カンタス航空」と「シドニー大学」が、共同で時差ぼけの改善策を研究しているらしい。

時差ぼけは、食事のタイミングや日の光に当たる時間のズレなどが原因で生じるとされている。そこで、そのズレを軽減する方法を研究して、実際のサービスに反映させようとしているそうだ。

研究は、ボランティアの搭乗者にウェアラブルデバイスをつけて実施。フライト終了後に、時差ぼけの深刻度を報告してもらったという。

機内で主に実施されたのは、目的地の時刻に合わせて食事のタイミング照明を調節すること。午後9時発の便であったが、まずはランチを提供し、その後6時間は照明をつけ続けたそうだ。

こうして乗客の体内時計を目的地のタイムゾーンに合うよう調節したところ、時差ぼけはそこまで深刻ではなかったらしい。また、フライト後の認知能力も高かったんだそう。

「カンタス航空」と「シドニー大学」によると、機内の明るさや照明の色、季節の違いによる影響の変化などについてさらに研究を深める必要があるとのこと。

研究の結果によっては、将来的にエアラインのサービスが"時差ぼけ解消仕様"に変わるかもしれない。

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