「負荷」を乗り越えた先で飛び出す、ドーパミン

サウナ大好き作家・岩田リョウコさんと、サウナをこよなく愛する女優・清水みさとさん。

ふたりがどのようにサウナを日常に取り入れ、どんなサ活を楽しんでいるのか。気になりますよね? そこで、ふたりのサウナな日々を「交換日記」に綴ってもらいました。

今回は、みさとさんからリョウコさんへ──。

清水みさと

俳優、タレント。サウナ好きが高じて、「サウナイキタイ」ポスターモデルをはじめ、ラジオ「清水みさとの、サウナいこ?」(AuDee/JFN全国21局ネット)のパーソナリティーを務め、TBS「世界ふしぎ発見!」など多方面で活躍中。近著に『サウナのぷりンセス』。

リョウコさんへ

 

「大人の習い事」っていいですよね!

子どもの頃って、大半は親が選んだもの、勧めたものを習うから、“習い事”というより“習わされ事”という感じがしてました。

 

その点、大人になると、やりたいことをやりたいと思ったそのときに始めることができます。そのかわり、自分で選んで決めてやらないといけないので、やらないかもしれないけど。

でも、習い事って必ずしも上手くならなければやっちゃいけないわけじゃないし、誰に怒られるでもなし。大人の習い事はのびのびしていいなぁと思います。

習い事嫌いだった子どものころのわたしに言いたいです!「大人になったら、習い事ってたのしいよ」って!

 

中学生で辞めたピアノを、去年再開して今年で2年目。出なくてもいい発表会も出ると決め、今年2度目のピアノの発表会を、先日無事終えました!

©清水みさと

かろうじて、無事です。

はい、本番で見事に失敗しまして、それはもう、舞台裏で我が先生が心配を通り越して笑うレベル!

 

しかしですよ、止まる方が怖かったので、わからなくなったところは冷や汗かきながらアドリブで繋いで、なんとか完走にいたりました。

悲しむより先に、途中で止まらなかった自分すごいなとこっそり褒めてました。ごめんなさい(リョウコさんやお客さんは失敗に気づかなかったそうです。みんな一回しか聴くことがないという救い)。

あんなに練習したのに……と悔やまずにはいられませんでしたが、もはや本番で失敗してアドリブで繋ぐ度胸試しのために練習に励んでるのではと思った、2年目の発表会でした(去年も失敗して、アドリブ演奏で繋ぎました)。



子どもの頃もピアノの発表会は何度も出てました。緊張はしたけど、大失敗することはなかったと思うんです。もしかすると、これが大人になるということなのかもしれません。

この発表会は、子どもたちのほとんどが小学生、一人だけ中学生のお姉さんがいて、そしてわたし(31歳)。

©清水みさと

みんな、自分の番が来て席につくと、2秒くらいで弾き始めるんです。息を整えたり、「さぁ行くぞ」と意気込んだり、そんなものゼロ。

もはや、ステージをステージとすら思ってない様子で、座った途端に堂々と、スラスラ〜っと弾いていくんですね。

いっぽう、わたしはというと席につくと、息が止まりそうなほど深い深呼吸をして、ピアノに手を乗せてから、また深呼吸。長い。頭の中がいらぬ思考でいっぱいに。もしかしたら、今この瞬間こそ、サウナでととのえて“浄化”するときだったのかもしれません。

 

子どもって、キラキラしていて、圧倒的に強くて逞しい存在だなぁと思いました。

演劇で舞台にたつときは、こんなに緊張しなかったんです。人前に出る仕事をしてるのに、大人のピアノの発表会を超える緊張に、今のところ、出会ったことがありません。

 

大人になると、さまざまな経験を経て、ちょっぴり賢く?大きく?なってしまった脳みそが、「失敗したらどうしよう」「忘れちゃったらどうしよう」と、あらぬ不安が見え隠れしはじめるんでしょうか。

そもそも、普段の生活では、毎日失敗ばかりしてるのに……。

 

そんな日々の失敗したときに培ったリカバリー力は無駄になってない!と言い聞かせつつ、自分にとって発表会という場所は、新しい価値観を知り、経験値を得る、そんな学びの場なのかもしれないと思っています。

いかなるときも、人間力アップを目指したい!

©清水みさと

あと、発表会前と本番中は緊張してるんですけど、失敗とか関係なく、終わった瞬間、脳みそから幸せホルモン、セロトニンやドーパミンがドバーッと飛び出すんですよ。

負荷を乗り越えた先にある幸福です。

「ととのった〜〜」と、ホールに響き渡る声で叫びたくなるこの気持ちよさは、どんな高級料理にも、大好物の甘いものにも代えられない、なんとも言えない多幸感なんです。

なので、懲りずに来年も出ることを誓いました。結局自ら、負荷をかけていく姿勢です。終わった後の気持ちよさのために!

 

リョウコさんが何かを始めたとき、その何かにもしも発表会があれば、応援に駆けつけます!

ちなみに、発表会の会場が荻窪だったので、何度も「なごみの湯」の前を通り過ぎましたが、当日は行きませんでした。

©清水みさと

最初は、出番まで時間があったのでその隙にチャチャっと行っちゃおうかと思ったのですが、そんな余裕はどこにもありませんでした。

そんな「なごみの湯」、ストーブが増築されたサウナも素晴らしいのですが、炭酸泉もすごい。「超高濃度炭酸泉」と書かれてるだけあって、本当に濃厚。炭酸一粒一粒が大きくて、体にまとわりついて離れません。

 

わたし、お風呂の中だと炭酸泉が結構好きで、温浴施設にあると必ず入るのですが、圧倒的に好きな強めの炭酸泉です。

その後のサウナで、飛び出す汗ったら、もう最高なんです。

 

あー、やっぱり発表会の前になごみの湯でととのえるべきだったのかもしれません。来年は、挑戦してみようかな、「なごみの湯」からの本番。

 

始めるのに遅いなんてことはない」わたしも同意です。

そして、習い事だけじゃなくて、仕事でもそうあり続けているリョウコさんを見ると、自信と勇気が湧いて、わたしもチャレンジしようと思えるんです。

ときどき、リョウコさんの経歴を、頭の中で巡るわたしです。

 

では!

東京荻窪 天然温泉 なごみの湯

【住所】東京都杉並区上荻1-10-10
【営業時間】10:30〜翌9:15(年中無休)
【公式ページ】https://www.nagomino-yu.com/

↓「サウナ交換日記 〜vol.45」はこちらから↓

Top image: © 清水みさと
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。