新たなカルチャー発信地は、「鉄道高架下」にあり!

あなたは「鉄道高架下」にどのようなイメージをもっていますか? 暗いとか、ちょっとコワイ感じがするとか、どちらかというとネガティブな印象を抱いている人が多いかもしれません。

これまでも、高架下のスペースは倉庫や駐車場、居酒屋、さらには保育・介護施設、フットサルコートを設置するなど多岐にわたって有効活用されてきました。が、ここ数年都市部において、ちょっと違った流れが出てきているんです。

地域とゆかりのある
独自のコンセプトを発信!

004

「ものづくり」をテーマに、かつて御徒町周辺で栄えた伝統工芸を伝える、JR山手線秋葉原駅~御徒町駅間の「2k540(ニーケーゴーヨンマル)」や、神田青果市場跡を食の街として生まれ変わらせた秋葉原の「CHABARA(ちゃばら)」など、独自のコンセプトを持った商業施設が次々と誕生しています。

中でもユニークなのが、「マーチ エキュート(mAAch ecute) 神田万世橋」。1912〜1943年まで、神田駅〜御茶ノ水駅間(こちらもJR山手線)に存在した、旧「万世橋駅」付近の赤レンガ造りを活用した商業施設です。

明治期、中央線や市電が乗り入れるターミナル駅として存在していた万世橋駅は、赤レンガの東京駅と同じ建築家・辰野金吾によって設計されました。しかし、東京駅開業とともに、ターミナル駅としての役割を終えた万世橋駅は、1943年に休止が発表され、駅舎のみ解体されることに。のちの東京大空襲の戦火からも免れた高架橋部分だけが、今日まで残されてきました。

多くの人が集まり、
新たな文化が生まれる場所へ

022旧万世橋駅、そして2006年まで開館していた「交通博物館」時代の遺構を生かしながら、最先端のショップが立ち並ぶ。客層は30〜40代、男性の割合が比較的高いそう。

マーチ エキュート 神田万世橋の開発のコンセプトや経緯に関して、広報担当者は以下のように語ってくれました。

「当時、万世橋駅は交通の要衝として栄え、東京有数の繁華街だったようです。多くの人々が行き交う万世橋駅の中に、『ミカド食堂』という食堂がありました。このミカド食堂では、多くの文化人、例えば文豪・芥川龍之介や谷崎潤一郎などが“文学サロン”を開いていたといわれています。そこではきっと、多くの人々が文学界の未来について語り合っていたのではないでしょうか。このサロンから新たな文化が形成されていったのではないか、ということが、今回のリノベーションの“核”となりました」

人が集まり新たなカルチャーが生まれる、現代版の「万世橋駅サロン」を復活させるべく、独自性があり志の高いショップが誘致、選定されたと言います。

2016年秋、東急東横線
中目黒駅〜祐天寺駅間にも
新たな「高架下」がオープン

高架下イメージ
そして今年の秋、目黒川から祐天寺駅方面へ向かう約700mにも及ぶ、東急東横線高架下の空間が、“SHARE”をテーマに生まれ変わるそうです。

デザインコンセプトとした「Roof Sharing(ルーフ・シェアリング)」は、高架橋を「ひとつの屋根」に見立て、その下の空間を個性ある店舗やオフィスがシェアする場所。“中目黒らしさ”を共有できる高架下の誕生に注目が集まっています。

施設内イメージ

春には満開の桜で多くの人が訪れる目黒川沿いには、テラススペースが設けられる予定。都心にいながら穏やかな時間を楽しめるスペースになりそう!

目黒川沿い中目黒駅から祐天寺駅にかけての高架下約700mが店舗や事務所に。人の流れが新たに生まれることに。

かつてあったイメージや、人の流れをもガラッと変える可能性のある高架下の再開発計画。駅と駅をつなぐだけの機能から、「人と人」、「人と体験」をつなぐ場所へと生まれ変わり続ける高架下から、目が離せませんね。


Licensed material used with permission by 株式会社JR東日本ステーションリテイリング,東京急行電鉄株式会社

気軽に行ける旅行先として人気の台湾。はじめてなら台北や台南がベター?と思いきや、じわじわと台中ブームが来ているみたい。都会の雰囲気もありながら古き良き台湾...
中目黒には、こだわりのクラフトビールとフードが味わえるお店がたくさんある。ここでは、とくに今週末訪れて欲しい場所を紹介する。というのも、ある4店舗で「Po...
大都市を結ぶ鉄道網の整備が急ピッチで進む中国。その作業現場の風景を収めた、貴重な動画を紹介します。舞台は、鉄道橋の架設工事現場。人手をかけて作業にあたると...
『ピーナッツ』といえば、スヌーピーやチャーリー・ブラウンなどのキャラクターでお馴染みの一大ヒット漫画。1950年にアメリカの新聞7紙で連載が始まってから、...
ある意味、これは“走るイルミネーション”。だけど、単なるクリスマス用のデコレーションを施したお気楽列車な訳ではありません。今年で18年目を迎える、カナダ太...
2014年に中目黒で開催されたイルミネーション「青の洞窟」が、現在、舞台を渋谷に移して復活中。では、“本家”目黒川はどうなるの?そう思っていたみなさんへ朗...
スロベニア・ボヒニ鉄道開通110周年を記念して行われたエキシビジョンの模様がこちら。「ヨーロッパ随一の美しさ」との呼び声高い高山鉄道に、この日特別に用意さ...
2015年12月、浅草にオープンした「BUNKA HOSTEL TOKYO」は、築30年の商業ビルをリノベーションしたホステル。日本の暮らしの中でふと感じ...
いつもより空が高く、うんと背伸びしたくなるような秋晴れの日。おいしい珈琲を片手に、目黒川沿いを歩いていると、川の終点あたりで、とつぜん気になるお店が現れる...
フードクリエイティブファクトリー暮らしを楽しくするキッカケになる記事を書いています。「大切な人との暮らしをもっと楽しく」を理念に活動する食と暮らしの企画制...
2015年11月20日(金)より『目黒川みんなのイルミネーション2015』が開催予定。春には桜で満開になる目黒川沿いに、21万球以上のLEDで彩る“冬の桜...
まるでiPhoneがそのまま車になったかのようなデザイン。Appleでは、密かに自律運転車両の開発が行われている…。と、多くのメディアが報じていましたが、...
いまVR(バーチャルリアリティ)技術は、医療分野においても目覚ましい研究成果をあげています。なんと下半身不随の患者が、VRをつかった「神経系のリハビリテー...
2015年11月に東京・中目黒にオープンした「green bean to bar CHOCOLATE」は、その名の通り、「Bean to Bar」のチョコ...
日本の2016年の国内総生産(GDP)は、世界第3位。しかし、現実には日本国内で約2,000万人が貧困線下で苦しんでいて、なかでも子どもの貧困率は13.9...
高架橋の柱と柱の間に見える時計の針のようなものがついたいくつもの丸い穴。かなり奇抜なデザインだが、それだけではない。その機能性に注目だ。「Solar Wi...
都会の土地不足問題をまさかのアイデアで解決しちゃったアーティストがいます。バレンシア在住のデザイナーFernando Abellanas。彼のオフィス兼極...
サンフランシスコに住む人たちにとって、身近な移動手段であるベイエリア高速鉄道(通称:BART)。毎日多くの乗客が利用するこのBARTの車内に、ある日突然ブ...
世界有数のリゾート、軽井沢。生前のジョン・レノンが毎年のように避暑地として訪れていたことや、天皇皇后両陛下の出会いの場所としても有名ですね。そんな軽井沢の...
2016年4月東京・中目黒にオープンして以来、美容・健康意識の高い女性たちだけでなく、買い物や街ブラでこの地を訪れる人たちまでもが、「見た瞬間に一目惚れす...