IKEAが家具の「修理」「改良」を提案してくれるアプリを開発中

2015年、コペンハーゲンに「次世代の持続可能な生活を探求する」という目的で、イノベーション組織「SPACE10」が創設された。

知っている人も多いと思うが、これはIKEAの子会社が運営しているラボだ。

そんな「SPACE10」が、テクノロジーを駆使することで日常生活をより良いものにしようとするプロジェクト「Everyday Experiments」の一環で、家具の寿命を長くさせることを目的とする「Updatables」という取り組みを発表した。

アプリで部屋をスキャンして、どんな家具があるのかを記録すると、イスやテーブル、本棚などの新しい使い道をメッセージとARで提案してくれるというもの。必要となるのは基本的にはIKEAで売っているパーツのみになるという。

例えば、アームチェアに収納スペースを追加することを視覚的に提案してくれ、必要なパーツがどれかも教えてくれる。

「SPACE10」としては、こうして家具の使い道を増やすことで、なるべく寿命を長くさせようとしているとのこと。そうすれば、廃棄物が少なくなり、サーキュラリティーを実現できるからだ。

いつ「Updatables」がローンチされるのかは明らかになっていないが、使ってみたいと多くの人が思うサービスだろう。

Top image: © iStock.com/Simone Madeo
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