オラファー・エリアソンの新作、カタールの砂漠に登場

大規模なインスタレーションで有名なオラファー・エリアソンが、カタールの砂漠を舞台に新作を公開した。

カタール最北部にあるアル・ズバラとアイン・ムハンマドの遺産群の外側の砂漠に展開されたのは、『Shadows travelling on the sea of the day』という作品。

20枚の円形の鏡と、それを支える半円型の柱で構成されているそうだ。

オブジェクトは緻密な計算をもとに配置されており、半円の柱が鏡面に映ることで完全なリングが完成するらしい。

また、鏡面を見上げると"砂の空"が広がり、現実世界と鏡に映った世界が1つになったような感覚になるんだとか。

加えて、中心にある10枚の鏡は五芒星になるよう配置されているとのこと。これは、イスラム文化によく見られるデザインを反映しているんだそう。

カタールを訪れる際は、砂漠に現れた鏡の世界に足を踏み入れてみてはいかがだろう？