「トロピカーナ」、AI時代に一石を投じるあるオレンジジュースを披露!

AI隆盛の昨今、いつにも増して盛り上がりを見せたという世界最大の電子機器の見本市「CES 2024」。続々と生成系AIが発表されるなか、果汁飲料ブランド「トロピカーナ」が、こんな世の中に一石を投じる、ある“モノ”を披露した。

まずは、以下のインスタ画像をよーくご覧いただきたい。

お分かりいただけるだろうか?

よく見れば、彼女が持つオレンジジュースのラベルがちょっとヘン。そう、ブランド名「Tropicana」から「A」と「I」が消えているではないか!(本来は「a」と「i」)

もちろん、誤植ではなく意図してのもの。これ、“AIナシ”の100%天然オレンジジュース。その名も「Tropcn」とな。

どう発音するかはさておき、AI(=人工的なもの)を取り除いて、天然をアピールしたいという気概は伝わってくる。というのも同社、Instagramのアイコンおよびアカウント名までも一時的に「Tropcn」へと変えてしまっているのだから。

さて、もともとトロピカーナに人工的なものは一切含まれていない。70年以上にわたり、最高の熟度で収穫され、24時間以内に搾られた果汁100%オレンジジュースを作り続けている。

そんなトロピカーナがここに来て、あえて“AI”を取り除いたことに意味がある。それも、世界中からAIに注目が寄せられるこのタイミングで。

ブランドグループ北米事業部門CEOであるMonica McGurk氏のコメントを、「PR Newswire」から拝借して紹介しよう。

「1954年以来、トロピカーナは最前線で、天然で新鮮な味わいのオレンジジュースを国民の朝の食卓に届ける方法を革新してきました。私たちのDNAに人工的なものは一切組み込まれていません」。

こだわりは計り知れない。

そんな彼らが、AIで溢れ返るこの時代にできること、それは自社のアイコンからさえもAIを取り除いてしまうことだったのかもしれない……。そう思うと、これが単なるアピールではなく身を切る意思表示に思えて仕方ない。

さて、限定パッケージ「Tropcn」は驚くことに、米スーパーにて通常品に紛れて販売されているらしい。さらに、同アクションを記念し立ち上げた特設サイトでは、オレンジジュースの本場フロリダへの旅行券が当たるキャンペーンも実施されている。

「Tropcn」を見つけ、フロリダ旅行が当たった人はかなりの幸運の持ち主だろう。Good Luck!

Top image: © rblfmr/Shutterstock.com
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