ルイジアナ州では「腰パン」が違法!アメリカ一部地域でファッションが禁止されている理由とは?

ヒップホップやスケーターカルチャーとリンクした、少しルーズな服装を好む人々にとっては心外な法律である。いわゆる「腰パン」が、アメリカの一部地域で違法となっている。

85singo_shutterstock_266997803

2013年4月、ルイジアナ州のテレボーン郡で新たに決まった法律が話題を呼んだ。公共の場で、ウエストを露わにして下着をみせるようなボトムの穿き方をした場合、罰金を課せられる。

ニューオーリンズのニュースサイト「WWLTV」の記事によれば、初犯の場合は50ドル、再犯の場合は100ドル、さらに常習者については罰金以外にコミュニティ活動への参加など、様々なペナルティが設けられた。

85singo_shutterstock_61490818

腰パンといえば、ヒップホップを代表とするブラックカルチャーを連想する人も多いだろう。そして、この新しい法は明らかに黒人男性のファッションへと目を向けたものだと言われている。

ちなみに、この法律を擁護する黒人地位向上委員会(NAACP)のテラボーン郡代表Jerome Boykin氏は、こんなコメントを発表している

「腰パンを見ていていい気持ちのする人間はいない。これは黒人の問題でもなく、白人の問題でもない。人々の問題だ

85singo_shutterstock_178822163

もちろん、着ているものを制限するなんて、憲法違反では?との声や、法律が踏み込む問題ではなく、機能しないだろうとの意見も。しかし、アメリカではニュージャージーやジョージアなど、すでに10箇所以上の州で同じような法律が存在しているという。

元々は刑務所に収監された若い男性囚人の間で、別の男性に性的なアピールをする目的で始まったものと言われているが、それも眉唾。しかも、今となってはファッションの一つである印象が強い。

ちなみに、ニューヨークではこんなコピーが話題にも。

「ズボンを上げて、イメージアップしよう!」(Raise your pants,Raise your image!)

自由の国とも呼ばれているアメリカにしては、少々手厳しい法律にも思えるが、アメリカのメディア「American Overlook」の記事によれば、今もその法律は撤廃されることなく残っているという。

下着が見えることのある「腰パン」にルーズな印象があるのは否めないが、服装の自由を主張する人々の声も確かにもっとも。どこからどこまでを公的に許されるファッションとして認めるのかは基準が難しい話ではあるが、少なくともアメリカを旅行する際には、少しベルトをタイトに締めておいた方がいいかもしれない。

Reference:WWLTV , American Overlook

アメリカ50州には、それぞれ州ごとに制定された法律があるのですが、中にはにわかに信じ難いものや、冗談としか思えないようなものも。その一つひとつを、わざわざ...
サブスクリプションサービスって、聞いたことがありますか?アメリカでは2012年頃からメジャーになったビジネスモデル。日本語では、定期購入や頒布会がこれにあ...
こんなにクールな卒論、聞いたことない。小説や詩集、脚本など、様々な創作品を論文として提出できるという、ハーバードの英文学科。ここに所属する学生Obasi ...
「食」をテーマにデザインするテキスタイルブランド・gochisouのデザイナー、坂本あこさんが、東京代々木上原エリアの伝説的パン屋「ルヴァン」のパンを、テ...
人気パンのひとつ、メロンパンを自宅で簡単に作ることができる「メロンパントースト」をご存じですか? 材料はバターと砂糖、そして小麦粉。これらを混ぜて、塗って...
ニューヨーク市議会によって、ヒップホップの聖地でもあるブロンクス地区に建設される複合施設に『Universal Hip Hop Museum』と名付けられ...
肩や背中に気軽にボディタッチする男性は多くいますが、それが腰となるとやはり遠慮してしまうのが普通です。しかし、中にはなぜか当然のように手を伸ばしてくる男性...
スペインには、固くなったパンの利用法として「ミガス」という料理があります。これは細かくちぎったパンをオリーブオイルや野菜と一緒に炒めてつくるのですが、これ...
いまやビールに求められるものは、のど越しよりも、ワインでいうところのテロワール(産地の個性)や、つくり手のアイデンティティのようなもの。クラフトのなかでも...
シアトルで「I Love Coffee」(こちら日本語版)というサイトを始めて、もうすぐ5年が経ちます。コーヒーのサイトを運営していると、やっぱりコーヒー...
この画像を見て下さい!このちぎりパン、あなたなら食べられますか?んー! 念のため、もう一度聞きましょう。このパン、あなたはちぎれますか?目がうるんでる…。...
海外ブロガーの間で火がついた「スキレットブレット」が、日本でもちょっとしたブームに。ちぎりパンの進化系ともいえるこのパンは、特別なスキルがなくてもあっとい...
巷にあふれるファストファッション。お手頃価格で流行りの服が買えるのはやっぱり嬉しい。…でも、本来はその低価格のカラクリだって把握する必要があるのでは?多く...
子供が生まれたことををきっかけに、家族とともに東京から大三島に移住した小松洋一さんは、島の名産であるみかんを使った「みかん酵母パン」作りに励んでいる。大三...
子どものころ、大好きだったアニメにこんなシーンがあります。山小屋の朝、あたたかい炎でチーズをあぶって、黒パンの上にのせる。ゆっくりとろけていくチーズがほん...
みなさんもきっと食べたことのあるフランスパンとバゲット。どちらもさくさくとした食感の縦長のパンで同じように思われますが、両者は微妙に違うのです。でもその違...
朝はパンと決めている。鉄のフライパンをあたためて、厚切りの食パンをのせ、焼き色がついたら裏返す。バターをのせるのか、ジャムはどうするのか。カリカリに焼いた...
仕事で中国と日本を行き来するようになって約5年。今では1年の半分以上を北京で過ごしています。そんな、私が一番面白いなあと感じているのは、社会全体の大きな変...
一見すると、だし汁に浸して食べる兵庫県の郷土料理「明石焼」に見えなくもない。けれどこれ、オーストリア・チロル地方の家庭料理として親しまれている「シュペック...
オーストリアにあるPANEUMは、何千年も前から続くと言われているパンの歴史を感じることのできる骨董品を展示する博物館。中に入ると、パンにまつわる珍しいコ...