卵焼きが甘いのは・・・?関東と関西の食文化の違い

同じ日本と言えども、関東と関西では食文化に大きな違いがあることはご存知のとおり。食を通して異文化体験ができてしまう。では、その違いってどこにあるかちゃんと答えられますか?

1. 和食の基本「ダシ」が違う!

177541115

関東の人が関西に、または関西の人が関東に旅行したときに気がつくのは、うどんや煮物のスープの色の違い。関東が黒っぽい色なのに対して、関西は澄んだ黄金色といった具合。これは主にしょうゆの色の違いが原因です。関東のしょうゆは濃い口、関西のしょうゆは薄口で、文字通り関東のしょうゆに比べて関西の醤油は色味が薄いのが特徴。

また、関東のダシはまったりとした味わいなのに比べて、関西のダシはあっさりとした塩味を感じる。いかがですか?これは関東がカツオでダシをとるのに対して、関西では昆布ダシが基本だからです。ちなみに、カップうどんやカップそばの原材料表示を見ると、関東では「E」、関西では「W」と書いてあります。これはEastとWestのこと。関東と関西ではカップ麺ですらダシを変えており、EとWはその目印なんですよ。

2. 関西人の誇り“粉モン文化“!

関西食文化の代名詞と言えば、お好み焼き、たこ焼きに代表される、いわゆる「粉モン」。これらはスナックとしてだけではなく、普通に食事として一家の食卓に上ります。しかも粉モンと一緒に白ご飯を食べてしまうという炭水化物三昧。

うどんも関西の粉モン文化の一端を担っています。関東でももちろんうどんは食べられますが、関東ではどちらかというとそばの専門店が多いですよね。関西では逆にそば専門店は少なく、うどんの有名店が多いようです。うどんの麺の食感も、関東では柔らかくすぐに噛み切れるのに対して、関西では讃岐うどんに代表されるように、コシがしっかりしている麺が人気です。

3. 卵焼きが甘い関東、しょっぱい関西

卵焼きでも違いが。。

もうひとつ大きなところでは、お弁当に入っている卵焼きの味。関東、関西それぞれの駅弁や仕出し弁当などを食べて、「あれ?」と思ったことがある人も多いのでは?
関東の卵焼きは砂糖が入った甘いものが主流。反対に関西の卵焼きは、ダシが利いていてしょっぱいのが基本です。関西の人からすると、「甘い卵焼きなんてお弁当のおかずとしてありえへん!」 らしいのですが、関東の人は「それが箸休めになっていい」のだとか。

4. 大定番のアレやコレの形が違う!

関東と関西では、身近な食べ物の形が違います。まずは「おにぎり」。関東ではコンビニなどで見かける三角形が主流です。三角おにぎりは現在全国的に見られますが、関西では元々「俵むすび」と言って、俵型に握った「おむすび」が主流でした。
これは江戸時代、武士の移動に便利な三角形のおにぎりが重宝された江戸に対して、上方と呼ばれていた関西では、商人の観劇や行楽などの際、弁当に収まりやすい俵型が好まれたためと言われています。
現在でも、スーパーなどのお弁当で関東では平たく白ご飯が盛られているのに対して、関西では俵型に区切った形にしているのを見かけます。注意して見てみると面白いですよ。

反対にいなり寿司の形は、関東では俵型、関西では三角形になります。また、関西ではお揚げの中に五目ちらし寿司を詰めることがあります。

5. お正月に欠かせない「お雑煮」だって別物

kanto-kansai-difference160126-01

お正月に欠かせない「お雑煮」。関東と関西では見た目も味もまったく違って、まるで別の料理のよう。関東では四角い切り餅を焼いてから、しょうゆ味のスープで煮るのが一般的。一方関西では、丸餅を焼かずに味噌味で煮て食べます。味噌は白みそを使用することが多いようですね。
こういった違いは江戸時代から見られ。「四角い切り餅の方が早くたくさん作れていいよね」という合理的な江戸文化と、「でも丸餅の方が縁起がいいやん(「円満」のイメージから)」という感覚重視の上方文化が現れていますね。

関西の人と結婚した関東の人、またはその反対のケースでも、初めて年末年始にお互いの実家に帰ってお雑煮を出されたとき、そのあまりの違いに絶句するのだとか。縁起ものだし食べないのは失礼、でも異質すぎて箸が進まない・・・という苦しい経験の話を聞くと、関東と関西の食文化の違い、ここに極まれり、といった感があります。

関東で生まれ育った人、関西で生まれ育った人はそれぞれ、日常的にお互いの食文化の違いを実感することは少ないのではないでしょうか。でもお互いの地域に旅行した際にちょっと気にかけてみたり、同僚などで出身地が自分と違う人の話を聞いてみると、きっと面白い経験ができるでしょう。

北海道美瑛町に廃校を活用した「食の複合施設」がある。敷地内には、レストラン「ビブレ」、パン工房、ホテル、料理塾がそろっている。地元の食を通してよろこびを提...
マドリードにオープンしたこのお店は、働く人々のシエスタをサポートする場所なんだとか。実は、日本のある文化に影響を受けているそうです。
オーストラリアにある独特なバーベキュー文化を紹介するコラム。独自の要素が詰まっていて面白いものばかり。「トングを渡されたら気をつけろ」など、ライターの個人...
ぜんざいとおしるこ。普段はその違いを気にしていない方が多いかもしれません。しかし、そこには微妙な差異があるのです!
外苑前にある「ワールド・ブレックファスト・オールデイ」は、“朝ごはんを通して世界を知る”がコンセプト。その土地ならではの歴史や文化、栄養、楽しい生きかたの...
海外に行くと、日本とは全く別の文化に刺激を受けることがあります。滞在中に現地の人と関われば関わるほど、その驚きや学びはさらに深みのあるものに。でも、多くの...
贈り物の中身にも負けず劣らず大事なのが、ラッピング。丁寧に、しかもセンス良く包まれたプレゼントを開けるのはワクワクするものですし、その中に入っているものも...
「The Atlas of Beauty」プロジェクトは、ルーマニアの女性フォトグラファーMihaela Norocの作品。文化や人種、環境の「違い」とい...
英国のレシピサイト「Twisted Food」がクロワッサンを使った新しいメニューを考案。これを見たフランスの人々から、「神への冒涜だ!」などの非難の声が...
それぞれの国のTPOによって様々な挨拶の様式があります。動画メディアの「Cut」がそれぞれ国の挨拶をありのままを紹介しています。友達同士から、目上への挨拶...
旅行者が現地の人から使っていない部屋や空き家を借りることのできるサービス「Airbnb(エアビーアンドビー)」。知らない人を家にあげることに抵抗を示す人も...
青森県で古くから愛されているご飯のお供と言えば、「味よし」。普通であれば、山菜漬けや、魚介の塩辛をイメージするからもしれませんが、「味よし」は数の子、昆布...
1970年代、アメリカからイタリアに伝えられたチアリーディング。イタリアの伝統的なマーチングバンドと結びついて発展を遂げ、いつしかイタリア独自の文化へと姿...
四半世紀に渡ってヨーロッパ暮らしをしているというジャーナリストの片野優さんと、ライターの須貝典子さん夫婦。彼らは雑誌の取材でヨーロッパ中を駆け巡り、そこで...
1803年に創業したフランス・パリの総合美容薬局、『OFFICINE UNIVERSELLE BULY』。夏にオープンしたパリの2号店では、おにぎりを食べ...
スイーツを中心に日本でも火がつき、今グルメたちの間で高い注目を集めている台湾料理。その中でも歴史と伝統のあるのが「素食」です。素食とは、台湾の精進料理のこ...
「元日」と「元旦」の違いってわかりますか?同じような意味だと思って同じ使い方をしていたなど、一体どこが違うのかぱっと思い浮かばない方も多いのではないかと思...
カプチーノとラテ、あなたはどちらが好きですか? そもそも両者の違いをはっきりと説明できますか?これだけコーヒー文化が定着した現在、いまさら聞けないその違い...
関西在住の女性たちがこぞって足を運ぶ。そんな神社が大阪府松原市にあるそうです。その目的は、ある「おみくじ」を引くこと。彼女たちが夢中になる理由とは一体!?
「なんとなく」は知っていても、いざその違いを言葉で説明しようとすると難しいことってありますよね。例えば「シャンパンとスパークリングワインの違い」や「カプチ...