機能やエコ目線じゃなくて「カッコイイから欲しい」 電動バイクの登場は市場を変えるか

小さな納屋でトマトの空き缶を使ってキャブレターを作ったハーレーダビッドソンの創業しかり、スティーブ・ジョブズの自宅ガレージで検品をおこなっていたと言われるAppleしかり、アメリカの面白いものはガレージから産まれる。

特にこの数年はKickstarterのようなクラウドファンディングの仕組みが整ったこともあってか、起業精神に溢れたシリコンバレーを中心に数々のスタートアップ企業が誕生しているようだ。

この1910年代のボードドラッカーと1970年代のビーチクルーザーをミックスしたような乗り物を作ったVintage Electric Bikes社も、シリコンバレーに拠点を構えるスタートアップ企業のひとつだ。

一見するとヴィンテージバイクのようだが、ハーレーのVツインエンジンを模したバッテリーケースとモーターの力によって漕がなくても自走する、言わば電動の原動機付き自転車なのである。

機能を追求した結果としての
ビンテージテイスト

Medium 184fd75c6630ea136dd6ea3c21e990e8b819d360

バイク黎明期である1910年代のモデルをベースにデザインを採用した理由は、単純にルックスの良さを追求したさけではなく、軽量かつ操安性に優れたデザインを求めた結果。自転車にも使われるパーツを随所に採用しており、バッテリー切れの際にはペダルを漕いで走行も可能だ。

Medium 58cbb899eb1f4cfdd5414ec2e161971ab6789aa9

シートとハンドルには老舗自転車用サドルメーカー、BROOKSのものを採用。このあたりのパーツ選びに惹かれる人も多いはず。

Medium 91bf7989e8c90c7a5e692f8020f1f5eea91d7144

バイクのエンジンを模したバッテリーは2時間の充電で35マイル(約56km)走行可能。デイリーユースには十分なスペックと言える。

Medium 32472f7f4333bd4b7fd47db841a0f3d09514ef6a

いくつかの日本のウェブメディアでは「電動アシスト自転車」として紹介されているが、この『Vintage Electric Bikes』はバッテリーの力だけで走行が可能なため、法的には原動機付き自転車にあたる。

道交法上も公道走行する際には車検を通してナンバーの取得と運転免許の所持が必要となるため、お間違えのないよう。

電気自動車が市場を拡大し、エコロジーな乗り物として自転車が再認識されてきた現在。電動アシスト自転車もあっという間に日常の足となった。一方で、電動バイクは国内メーカーが沢山のモデルを投入するも、まだまだ普及しているとは言いがたい状況だ。

『Vintage Electric Bikes』のようにファッショナブルで手軽に乗ることができ、電動アシスト自転車と電動バイクの中間にあるような乗り物が、日本でも簡単に購入できるようになれば、市場拡大の起爆剤となるかもしれない。

Licensed material used with permission by Vintage Electric Bikes
「Ampler Hawk」の見た目に驚かされた。「Ampler Bikes」によれば、その重さは14kg。出力は250W。最大時速35kmまでアシスト可能...
ハイテク企業が集まっているカリフォルニアのオレンジ・カウンティより、超カッコイイ電動自転車が登場。その名も「Super 73’」!その名の通り、70年代の...
昨今では電気で動く自転車、いわゆる「E-BIKE」がどんどん進化していて、性能が良いものも出てきています。ここで紹介する「UrbanX Electric ...
もしかすると、これまでで最もコンパクトな折りたたみ式電動自転車ではないでしょうか?一度の充電で25kmの走行ができ、折りたたみや組み立てにかかる時間もたっ...
電動自転車のデザインで大きなポイントになるのが「バッテリー」の行き場所。どうしてもスペースをとるし、野暮ったくなりがち。そんな悩みを、1950年代の古いバ...
軽くてコンパクトに折りたためて、ほぼ充電いらず。さらに、電動自転車には見えないスリムなデザイン。そんな、かゆいところに手が届きまくっている「VELO BI...
機能は良くても見た目がイマイチだと、生活の一部にするのはちょっと…。どうせだったら、スペックだけでなくデザインにもこだわりたいところ。はい、自転車の話です...
もはや、この乗り物を自転車と形容することのほうが正しくないのかもしれない。そんなプロダクトが最初に登場したのは2014年のこと。1本の動画に世界が釘付けに...
スロベニアからまったく新しい概念のSUP(スタンドアップサドル)ボードが誕生。なんでも、スクリューモーターを搭載した電動アシスト機能付きだとか。さらには、...
どんな自転車でも電動アシスト仕様に変えてしまえる、魔法のようなホイールが開発され、いよいよ商品化決定というニュースがアメリカから届きました。自転車業界に革...
「これ、欲しい〜!」となるような自転車ではないのだけれど、そのエコっぷりがとっても気になるタウンサイクルがクラウドファウンディング挑戦中だ。どれほど地球に...
使い方はカンタン。後輪に装着したデバイスにUSBでスマホを接続!あとは自転車に乗って走るだけで充電ができちゃう便利なデバイスが登場しました。しかもこれ、自...
ヨーロッパの航空機メーカー、エアバス社の子会社APWorksが作ってしまったのは、3Dプリンターでフレームを作成した電動バイク「Light Rider」。...
スケートボードは、他の乗り物には真似できない圧倒的な機動力が魅力。とくに街中では、自転車では人が多くて移動が大変なところも、柔軟に移動することができます。...
遠くから見ると自転車だが、どうやらペダルは漕いでいない。では、自動で走る電動スクーターなのか?といえばそれも違う。ドライバーはその乗り物の上を"歩いている...
サーフィンになくてはならない波。でも、これは自然の産物。フラット(穏やかで波がない)な状態では、どんなに波に乗りたくたって、どうにもなりません、よね?今ま...
ニューヨークやロンドンの街角で、道路標識に一台の白い自転車が括りつけられているのを見たことがあるだろうか?いつも同じ場所に固定され、薄汚れた姿は、一見する...
このスクーターは、ボディそのものがフレームとして機能するモノコック構造。しかも、その素材として使われているのは植物。え!?麻繊維と樹脂を使って製造した電動...
サイクリストにとって、バイク周りのグッズはかっこよく揃えたいもの。「Oi」はミニマルでハンドルになじむ、スタイリッシュなバイクベルです。開発したのはオース...
Mike Minnickは、旅に出ようと思った。それも、ただの旅じゃない。電動自転車での走行距離で、世界記録を樹立する旅だ。その距離、実に5,000マイル...