再利用したい「プリングルス」の空き缶。食べ終わった後、イヤホンを挿し込むと……？

みんな大好き、ヒゲの生えたじゃがいもがトレードマークの「プリングルス」。

スタイリッシュなあの有名な缶の筒。捨てるには惜しい……と再利用のアイデアが豊富に出揃う中、なんと公式から、マイクアンプに変身するスペシャルパックが登場！

広告会社「Grey Colombia/Mexico」が、イヤホンを差し込むだけでスナックの空き缶をゲーム配信用のマイクアンプに変身させるという画期的なアイデアを思いついた。

その名も「プリングルズ・オリジナル・ゲーマー限定版マイクアンプ＆ストリーミング・デバイス・オールインワン缶パック」。

やたらと長い名前だが、要は、文字通りゲーマーが喜ぶ特別仕様になっているということだ。

見た目も映えるように、いかにもストリーマー感を感じさせるステッカーが同伴され、スナックの空き缶は即座に配信用マイクに変身。

缶の反響と下部に開けられた穿孔がヘッドフォンへの音伝達を最適化し、「セミ・プロフェッショナル」な音響環境を作り出しているという。

同社によれば、ゲーム配信者たちがストリーミング用アクセサリーに投資している金額は合計1000億ドルにも上るが、このマイクを手にいれる価格は、おおよそスナック一箱分だ。

ゲーム配信者にとって、まさに“ゲームチェンジンジャー”と言えよう。

「このイノベーションは単なるアクセサリーを超え、ゲーム体験を向上させるというプリングルズの献身を体現しています」Grey社は『CREATIVE BLOQ』に語った。

また、ハードウェアへの進化だけでなく、このアイデアにはコミュニティの精神が凝縮されているらしい。同社が意図したのは、言葉遊びを込めたこんなコンセプト。

「信頼性と仲間意識を示すべく、このマイクは影響力のあるゲーム関係者の手に渡り、ゲーム界における彼らの“声を増幅”させます。」

「プリングルスはゲームを受け入れるだけでなく、ゲーマーの影響力を増幅させる力を与え、間食と特別なゲームの瞬間のギャップを埋めるのです。」

要するに、Twichで人気のゲーマーたちにこのパックを送って試用してもらうことで、ゲームの世界ではストリーマーこそがインフルエンサーであり、ストーリーテラーであり、トレンドセッターであると再認識させた、というわけ。

「食べる」と「遊ぶ」のギャップは埋まり、もはやプリングルスはゲーマーの味方となった。

このパックは非売品のようだが、同社は平均2.36ドルほど出費すれば、自力でプリングルスの空き缶をマイクに変身させられることも示唆している。まともにマイクを買うと100ドルはかかると思えば、悪くない提案かも。

美味しくチップスを頬張ったあとには、ぜひマイクとして使用してみてはいかが？