ポテチの袋を寝袋にリサイクル!この活動をしているのはサステナ最先端の「学校」だった

オーストラリアのゴールドコーストでは、ポテトチップスの袋が寝袋にリサイクルされているらしい。でもこれ、企業や行政ではなく学校の活動だった。

この記事の要約

・ゴールドコーストのベノワ州立学校では、スナックの袋をリサイクルしてブランケットに変えるプロジェクトを展開中。

・この取り組みは「全国リサイクル週間」で市長に紹介され、2026年にはゼロ廃棄物学校を目指す。

・プロジェクトは廃棄物削減に加えて、食品廃棄物の堆肥化や雨水収集による土壌改善と炭素隔離を促進。

オーストラリアで現地の学校と提携し、環境を守るための活動を行うNPO団体「EcoMarines」。提携先の各学校には同団体に任命された「エコアンバサダー」と呼ばれる生徒がおり、学校やその地域で環境保護のリーダー的役割を果たしているようだ。

「EcoMarines」は、チップ袋を再利用するユニークなプロジェクトを通じてリサイクルの重要性を訴える。11月13日から11月19日での期間で開催されていた全国リサイクル週間に合わせ、Tom Tate市長はベノア州立学校の活動を視察した。

プロジェクトでは、ポテトチップスのを洗浄後にアイロンで熱を加えて繋ぎ合わせ、他のリサイクル素材をさらに融合させて、防水性のある寝袋カバーやシーツを制作。これらは、ゴールドコースト青年サービスによって配布され、生活困窮者がより暖かく過ごすために役立てられている。

同市公式サイトによると、ベノワ州立学校のMonique Richardson教諭は「ベノワ州立学校では、このプロジェクトに誇りを持って取り組んでおり、廃棄物を減らすだけでなく、地域社会の重要なニーズに応えている」と語っている。

ベノワ州立学校は2026年までにゼロ廃棄物学校を目指しており、持続可能な廃棄物管理と食用庭園を育てることで、学生たちにリサイクルと環境保全の重要性を教育しているのだとか。

活動はこれだけに留まらない。学校は堆肥化システムを取り入れ、年間2000kgの食品廃棄物削減、温室効果ガス削減、土壌の健康改善、化学肥料削減などその成果は多岐に渡る。

企業や行政に限らず、教育機関がこのような活動を意識的に取り入れていることで、子ども達が自分ごととして考えられるようになるだろう。

本記事はGeneraitve AIを一部活用して制作しております。

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