再生可能エネルギー大国、ウルグアイから学ぶべきこと

会期を1日延長して、どうにか採択を迎えたCOP21(国連気候変動枠組条約第21回締結国会議)。アメリカ、中国、インドなどを含めた196カ国が温室効果ガス削減を約束する「パリ協定」が結ばれました。

しかし、南米・ウルグアイでは10年前からクリーンエネルギーだけで、電力の94.5%をまかなっています。

再生可能エネルギー大国
ウルグアイから学べること

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人口わずか340万人の同国は、現在国の総電力の94.5%を風力、太陽光、水力、地熱などを使い、化石燃料に頼らずに供給することができています。

いま、世界中から大きな注目を集めるこの国も、15年ほど前までは全く違った状況だったと「The Guardian」は伝えています。

当時、石油は輸入の27%を占めており、隣国アルゼンチンから国境を超えてガス供給が始まろうとしていました。しかし、そんな環境から、いかにして自然エネルギー大国へとシフトチェンジできたのでしょうか?

自然環境に目を向けた
最大限の努力

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「The Guardian」によると、いまウルグアイの港には、輸入した風力発電用のタービン(風車)が並び、さながら工場のようだとか。

首都モンテビデオから、北へと続く国道沿いには、108メートルもの高さがある巨大な風車が無数に設置されています。平均時速13キロメートルの、安定した風が吹き抜ける立地条件に目をつけ、草原に増設しているのです。


自然エネルギー分野に世界が投資
その額年間GDPの約15%!

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いっぽうで、ドイツのタービンメーカー「エネルコン」社などから投資を得て、クリーンエネルギー開発にも力を入れていきました。外国人投資家にとっての最大の魅力は、公共事業として20年間固定価格で販売することを宣言している点です。

2010年からウルグアイのエネルギー投資は、およそ70億ドル(約8,500億円)上昇し、国の年間GDPの約15%を占めるまでになりました。

WWF(世界自然保護基金)は、2014年に発表したレポートの中で、再生可能エネルギーへの投資に関して、世界的なトレンドを担っているのは同国であるとし、“グリーンエネルギーのリーダー”と称してします。

再生可能エネルギーを
ビジネスとして捉える

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「私たちが学んだことは、再生可能エネルギーが、金融ビジネスになり得るということ。建設費と維持費が安く、投資家に安全な環境を与えることができる。それこそが大きな魅力なのです」

とは元エネルギー省トップのRamón Méndez氏の言葉。「Quartz」が紹介しています。が、同時に、ウルグアイの成功は3つの柱のもとに成り立っていると分析しています。

前述の通り、一つは自然条件。そして、公共および、民間企業との強力なパートナーシップ。最後が、信頼性です。長期投資の魅力ある国として、安定した民主主義を築くことです。

これらが“3本の矢”となり、わずか十数年で世界から賞賛されるクリーンエネルギー大国へと、シフトすることに成功しました。

いま、彼らはさらに大きな公約を掲げています。2009年から13年までと比較して、2017年までに二酸化炭素の排出量を88%削減するとCOP21の場で宣言。先進国とは異なる視点から、気候変動に大きな影響力を与える国の活動に関心が集まっています。


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