1台で「きれいな水・電気・インターネット」を生み出すソーラーマシンがすごい

日本では「湯水のように使う」という言葉もあるように、水は気軽に使えるものの代名詞。でも、世界的に見ればそれはとっても珍しいこと。今回紹介するガーナの村も、そんな地域のひとつです。

女性や子供が長時間かけて水を汲みにいかなければならず、さらに20%の人は汚染された水を飲んでいると推定され、そのために病気や、ときには命の危険にさらされています。

巨大なソーラーマシン
「Watly」

清潔な水や電気などのインフラを整えるためには大規模な資金や工事が必要ですが、この巨大なソーラーマシン「 Watly」は、ガーナの人々の生活を大きく変える可能性があるとか。

「Watly」が使うのは太陽の力。しかもこれ一台で、電気だけではなく清潔な水とインターネットまで供給できてしまうのだそう。

1日5,000Lの
きれいな水を

ガーナは水不足に悩まされていて、また電気のインフラも十分に整備されていません。

しかし、「Watly」が設置されれば1日に約5,000リットルの清潔な水が供給される見込みで、15年ほどは使えるとのこと。ちなみに、どれだけ汚れた水でも、清潔な水に精製できるといいます。

さらに電気の供給も可能になるそう。まだまだ何百万人もの人が電気のない生活をしているガーナですが、Watlyで充電できるw-lightというデバイスがあれば、30時間もの間ポータブルのライトを利用することが可能になるといいます。

さらにWaltlyは、教育や娯楽の面でも大きな役割を果たすインターネットも提供可能。貧困から抜け出すために必要な「教育面」での活躍も期待されています。

途上国の悩みを
一気に解決?

この「Watly」はまだ開発中で、「INDIEGOGO」にて資金を募っています。途上国の人たちの飲み水、電気、インターネットに関する悩みを一気に解決する可能性も秘めているのです。

Licensed material used with permission by Watly
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。