これは、間違いなく「パスタ史」をゆるがす大事件だ!

Food52」に登場するパスタメニューは山ほどありますが、これまで見てきたものの中で、ここまで貧相なビジュアルのパスタは初めて。紹介者のAnnie Crabillさん、これ本気で言ってんの?が第一印象だったくらい。

だけど読み進んでいくうちに、誤解していた自分を恥じてしまいました。だってこのテク、永いパスタ料理の歴史における大革命になるかもしれないんだから。

パスタは茹でる前に
することがある

よく、料理ハックのひとつとして、一定時間パスタを水に浸してから茹でるという方法があります。乾物を水で戻すのと同じ要領で水に浸しておく(太さにもよるが2〜3時間が目安)わけですが、これにより茹で時間を短縮させたり、もちもち感をUPさせるというアイデア。

でも、どうやらそれとは別もの。水に浸すことは同じなんですが、その前に画期的なある工程がありました。

オーブンで乾燥パスタを
10分ロースト

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Annieによると、どうやらこのアイデアの出自は『Ideas in Food』という料理本らしいのですが、そこにパスタのロースト法が紹介されていたんだとか。そう、乾燥パスタをオーブンでロースト。

たしかに、ローストすることで風味は凝縮されていきます。けれど、それは野菜やフルーツに限ったことかと。まさかパスタでも…半信半疑だったAnnieも、早速それをトライ。

以下、彼女のレシピを参考に。

バットにスパゲッティ(もしくはブカティーニ)を満遍なく敷きつめて、175℃に予熱したオーブンで10〜15分間、黄金色になるまでロースト。

できあがりが上の画像。なんだかグリッシーニみたい。

冷蔵庫で2〜3時間
じっくり水に浸す

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こうしてローストされたスパゲッティが完全に冷めたら、今度はそれを保存用ビニールバッグに入れて水を加え、空気を出して密封状態にして、冷蔵庫で2時間半。

これを普通のパスタと同じように鍋で茹でると、ナッツやトーストに近いロースト香がするんだそう。Annieはこれを、「どこか異国で嗅いだことのある懐かしい匂いがした」と表現。分かるような、分からないような…。

それでも、これまでの人生における食事体験のなかでもハイになった瞬間だった、と振り返っていました。

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さらには、こんな表現もしています。

おもしろいことに茹で上がったスパゲッティは、ゴムのように弾力性があったんですが、それをソースと絡めたとたん、ちょうどいい具合のアルデンテに。

う〜ん、これはもう自分で試してみないことには、ね。

合わせるソースは
シンプルがベター

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最後に未知なる遭遇を体験したAnnieから、このローストパスタにおすすめのソースを紹介してもらいました。どちらもシンプルさゆえにナッツの風味を引き立ててくれるはず。

Cacio e Pepe(カチョエペペ)
ローマの名物パスタ。茹で上げたパスタにペコリーノチーズとブラックペッパーを会えるだけ。ナッツの風味を感じるにはいいかも。

Aglio e Olio(アーリオ・オリオ)
にんにくとオリーブオイルのうま味を引き出した、こちらもシンプル・イズ・ベストなソース。アレンジ次第で野菜や魚介を加えて。

Licensed material used with permission by Food52
1985年、イタリア南北をくまなくリサーチし、あらゆるパスタ料理レシピを1冊の本にまとめたヴィンチェンツォ・ブオナッシージ。『新パスタ宝典』に収められたメ...
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