ドライブレコーダーに映っていた、まったく衝撃的じゃない、幸せな日常。
テレビやYouTubeで見る「ドライブレコーダーの映像」といえば、なにかとネガティブなシーンばかり。事故の瞬間や、悪質な運転の証拠…。
でも、それらの劇的な瞬間と同じくらい、街を眺めるドライバーの「目」は、穏やかな日常もたくさん記録しているはずです。
これは、とあるバスのドライバーが見た景色。
乗用車よりちょっと高い視点から、優しい街の風景をお楽しみください。
街ゆく人々を
見守るバスの「目」
横断歩道を渡る白猫。慣れた様子で向かう先は、ご飯をくれる人の家でしょうか。
急に降りだした雨。女子高生たちの「きゃー!」という悲鳴まじりの笑い声が聞こえてくるようです。
車椅子を押す少年の姿。お孫さんでしょうか。
白無垢を着た花嫁が、神社へ。新しい門出ですね。
忘れものを届けるお母さん。さぁ、行ってらっしゃい。
道路にテニスボールが散らばった瞬間、一斉に拾い集める人々の姿。
小学生を見守るヒーローは、今日も通学路の平和を守っています。
手を振り合う家族同士は、ご近所さんでしょうか。
交差点で抱き合うカップル。久しぶりの再会?
子どもの手を離れた赤い風船が、長閑な街を抜けて青空へと上がっていきます。
「西鉄バス」からの
やさしいプレゼント
じつはこの映像、西日本鉄道のプロモーションビデオだったのです。そのタイトルは、「Drive Recorder’s EYES」。
たくさんの街で、きっと今日も繰り返されている風景を切り取った映像です。「なんだ、フィクションか」では済まされない、たくさんの“気づき”があると思います。西鉄のFacebookを見ていると、バスのドライブレコーダーには実際にこんな優しい風景がいくつも記録されているのかもしれないな、と温かい気持ちになりました。
いいことが多く映るまちは、
きっと幸せだ。
これこそ、西鉄が届けたかったメッセージ。
つい、悲しい出来事や衝撃的な瞬間ばかりに目が行きがちだけど、その一方には、穏やかで幸せな日常も、街にはたくさん溢れている、ということを思い出させてくれました。