「SHISEIDO」が、先生向けSNS「SENSEIノート」とコラボ。道徳の授業教材を開発・提供

「SHISEIDO」が2022年から取り組む、性別・年齢・国籍などにとらわれず、誰もが自分らしく人生を楽しみ、個々の美しさに共鳴しあえる世界の実現に向けた「SEE,SAY,DO.」プロジェクト。

この一環として、小・中・高の先生向けSNS「SENSEIノート」を手がける「ARROWS Inc.」とのコラボレーションで、多様性の視点を学ぶ中学生向けの道徳教材(無料)を開発した。

「誰もが自分らしく美しくいられる世界へ」と題されたこの教材は、日常に潜む“無意識の思い込み”をテーマとして、「気づく」と「考える」の2つのパートで構成される。

全国の中高生600名から聴取した実例を通して、無意識の思い込みが人間の行動を阻む要因になり得ることを知り、それぞれが自分らしく生きるための他者との向き合い方を対話形式で考えよう、というプログラムなんだそう。

©株式会社資生堂
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板橋第3中学校でおこなわれたプレ授業の様子

3月より全国4万人以上の先生に向け教材提供の告知を開始したところ、4月10日時点で約90人から約7,600人の中学生を対象とする授業実施の申し込みが。

年度末までに随時実施していく予定で、毎回終了後にはアンケートをおこない、その声を教材と今後のプロジェクトのアップデートに活かしていくという。

無意識の偏見──SHISEIDOが言う「Unconscious Beauty Bias(UBB)」へのアクションを促すこの活動は、きっと、いずれは美しい社会の実現につながることだろう。

Top image: © 株式会社資生堂
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。