「NASA」、カリフォルニア上空からワイン用ブドウの病気を発見

宇宙を開拓している「NASA」が、地上で新たな発見をしたようだ——。

同社は、カリフォルニア上空からワイン用ブドウの病気を見つけたらしい。「JPL(ジェット推進研究所)」が開発した機器を使用したところ、ブドウが病気にかかっている兆候を検出できたという。

使用したのは、大気汚染などを測定する光学センサーを備えた機器。病気にかかったブドウの木は太陽光の吸収の仕方が変化する可能性があるため、木と光の相互作用を観察したんだそう。

その結果、症状が出ていない段階でも87%の精度で感染を特定できたとのこと。感染から発症まで1年ほどかかる場合もあるらしく、早期発見がしやすくなったことは大きなメリットになるだろう。

今後は、この技術を使ってほかの作物の"診察"も目指すらしい。「NASA」が、農業廃棄物を減らすかもしれない。

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