とある理由で「スポンジ」になろうとしている街がある

都市部の雨水対策として、いま「スポンジ都市」なる構想が注目されている。

スポンジ都市とは、自然の力を利用して水を地表で吸収し、洪水を予防するというアイデア。カナダでは激しい気候変動に備えるために、この構想の検討が進んでいるらしい。

カナダはこれまでにも、大雨の影響を軽減するために様々な戦略をとってきた。

しかし、先日モントリオール市で2時間足らずのうちに1か月分の雨が降り、約85ミリの雨が地下道に浸入、下水道が氾濫する事態が発生。市当局は、水路に近づかないよう市民に警告せざるを得なくなったのだ。

この事態を受け、モントリオール市長のヴァレリー・プランテ氏は先週、30か所のスポンジ公園の開発計画を発表。さらに、400か所のスポンジ歩道を追加で整備して、植物のスペースを設けることが報じられた。

これは、豪雨時の雨水を“スポンジのように”地表で吸収し、樹木、低木、草が植えられた水路に迂回させることで、下水道に雨水が大量に流れ込むのを防ぐことができるというもの。

この作戦によって、地下工事の半分の費用で、オリンピックプール3つ分に相当する水を市内に溜めることができるのだとか。

スポンジ都市の概念は、すでに中国などで取り入れられている。異常気象に対処するために、今後ますます多くの街に広がっていくかもしれない。

水を吸収する、まさに「スポンジ」みたいな街を作ろうってわけ。

しかも、植物を増やすことで可能になるこの作戦。洪水を防げるうえに街に緑が増えるなんて、一石二鳥なのでは!?

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