いつでもフラットに世界を見ていたい

サウナ大好き作家・岩田リョウコさんと、サウナをこよなく愛する女優・清水みさとさん。

ふたりがどのようにサウナを日常に取り入れ、どんなサ活を楽しんでいるのか。気になりますよね? そこで、ふたりのサウナな日々を「交換日記」に綴ってもらいました。

今回は、みさとさんからリョウコさんへ──。

清水みさと

俳優、タレント。サウナ好きが高じて、「サウナイキタイ」ポスターモデルをはじめ、ラジオ「清水みさとの、サウナいこ?」(AuDee/JFN全国21局ネット)のパーソナリティーを務め、TBS「世界ふしぎ発見!」など多方面で活躍中。近著に『サウナのぷりンセス』。

リョウコさんへ

 

昨日、リョウコさんにもらった手作りの「キンパ」がすごく美味しかったので、明日も食べようと楽しみに残していたんですが、朝起きたら旦那さんに跡形もなく食べられてました。

©清水みさと

「げ!やられた!」と、ねずみに食べられたのと同じテンションで発声してました。ごめんね。 

 

キンパの包み紙に、仰々しく名前を書いておけばよかったと思うほど、美味しかったんですよ。 

前に、新大久保のサウナ「ルビーパレス」帰りに一緒に立ち寄った、お会計中に口にキンパをつっこんでくれるおばちゃんが作るキンパ専門店より、美味しかったんです(別の日に行っても、試食のキンパを口に突っ込まれました)。

「また、リョウコさんに作ってもらおう」ということで決着がついたので、また、キンパ、よろしくお願いします!

 

リョウコさんが新しく始めた、アウフグース・チャンピオンシップの審査員に、心理カウンセラーの資格。どちらもリョウコさんにピッタリ。

わたし、初めてリョウコさんとふたりでサウナに行ったとき、まったく緊張しなかったんです。

©清水みさと

ほぼ初対面なのになんでもしゃべれちゃって、次々に自分ごとの深い話まで、ペラペラとしゃべっている自分にびっくりしたことを覚えています。むしろ「しゃべりたくなった」のほうが、ニュアンス的には近いのかもしれません。

もちろん、同じ趣味のサウナが共通しているからというのもあるけれど、それじゃ説明がつかないくらい、あっという間に心が解放されていて、最初の最初から、心地よくいさせてくれました。

なんて心が開ききってる人なんだろう?と思いました。

海外経験があるから、オープンマインドなのかな?と思ったりもしたけれど、一緒にいるようになって気づいたのは、対峙する人といつも同じ目線で同じものを見ようとしているということです。上でも下でもなく、同じ場所にいてくれる人。

わたしもそうありたいなぁと常々思っています。いつでもフラットに世界をみていたいです。

 

リョウコさんが、フラットな人だから、しゃべりたくなれちゃう。本音でしゃべることができると、自分でも気づかなかった心の揺れに気づけたり、嘘のない感情と向き合うことができます。

きっと、リョウコさんとしゃべると、心が救われる人、たくさんいると思います。



リョウコさんは、「人」を好きな人だと勝手に認識しているんですが、ショーアウフグースの審査員も、結局は“人”につながってる気がします。人を審査する人間は、やっぱり、他人に興味がある人であってほしいから、リョウコさん、ピッタリ。

ショーアウフグースは皆勤賞だし、サウナも好きだし、英語もできるし、適任中の適任!

©清水みさと

最近わたしも、人の心のことに興味があって、臨床心理学者の河合隼雄さんの本をいろいろ読んでいます。昔、読んだことのあった本もあるんですが、その当時は理解できないこともたくさんあったのに、今は頷けることが増えました。

読めるようになるって嬉しいんです。本は形を変えないから、自分の“変化”を教えてくれるものでもあって、同じ本を時を経てあらためて読むって、いいもんですよね。

心理カウンセラーのこと、またいろいろ教えてください。

 

今年の「アウフグース世界大会」日本予選は、東京は「スカイスパYOKOHAMA」にて、大汗かきながら観客として、前のめりに全参加します。

今月はバリバリと働いてます。どれも好きなことです。新しいこともあり、手探りしながらもどれもやっぱり楽しいです。だから、がんばります。

では。

Top image: © 清水みさと
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。