リサイクル、実はめちゃくちゃ効率が悪かった。私たちがもつ、認識の“ズレ”

温室効果ガス削減のためにもっとも効果がある方法をご存知だろうか?

おそらく大多数の方は「リサイクル」が真っ先に思い浮かんだのではないだろうか。しかしこの行動、実際はあらゆるアクションの中でもかなり下位にあたるようで、上から数えると60番目の効果しか持たないらしい。

以下のグラフは、世界最大規模の世論調査会社「イプソス株式会社」が、日本を含む世界33ヵ国2万4290人を対象にした「Earth Day2024」の調査結果。私たちが続けてきた環境貢献は、はたして本当に効果があったのだろうか……と、考えずにはいられない。

実践していることと
「効果」の乖離はなぜ生まれる?

グラフの通り、本来もっとも効果を持つとされる「車を持たない生活」は、日本人の回答では7番目にランクイン。また、実質効果60位である「リサイクル」は、日本だけでなくグローバル平均でも2位という結果に。つまり、世界規模で認識と正しい行動の間に“ギャップ”が生じているというわけだ。

では、次のグラフに移る前に、「地球温暖化に影響する要因トップ3」を考えてみていただきたい。

あなたの認識と実際の順位に、齟齬はあっただろうか。

調査では、日本人の回答と実際の順位に大きな相違は見られず、正しく認識していることが明らかになった。どうやら私たちは地球温暖化の知識はあるものの、少しズレた行動をしてしまっているようだ。

知識はあるが、伴わない行動

今回の調査結果を踏まえて同社代表取締役社長である内田俊一氏は、地球温暖化に対して正しい知識はあるものの、そのための正しい対策や行動が認知されていないことを強調。

また、気候変動パフォーマンス指数(CCPI)2024年版で、63ヵ国と欧州連合(EU)の中で日本が58位と評価され、不名誉な「化石賞」にも2度選ばれてしまったことは記憶に新しい。

こうした状況に内田氏は、より効果的に行っていくためにも、取り組みやすさや行動事例の啓発がより積極的に行われていくことに期待を寄せた。

問われる、より効率的な環境対策

さて、日本が気候変動に対するアクションに遅れをとっているならば、今後は認識を正し効果的なアクションを重点的にとっていくのがベストではないだろうか。

単純に考えれば、実際の順位で上位に位置付けられた以下の要素を行動に移していくことで、効率的に地球温暖化対策に貢献できることにはなるが……果たして。

・車を持たない生活(公共交通機関の利用)
・再生可能エネルギーの購入
・購入するものを減らしたり、耐久性にこだわる

リサイクルや自家栽培、簡易包装も大事アクションであることは間違いない。が、それらが必ずしも効率的な方法であるかといえば、さにあらず。実際、紙ストローへの移行や脱プラスチック政策により、日常生活で「エコ疲れ」を実感する人もいることだろう。

とはいえ、いきなり自動車を手放すのも難しい話。そこで、手始めに自分の所有しているモノたちを見直してみる機会を作るっていうのは、どうだろう……?

Top image: © iStock.com/Pablo Rasero
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