【人工衛星で撮影】 地上600kmから見下ろすと、 世界はこんなにも“奇妙”だった・・・

地上600kmから超高解像度の人工衛星で世界各地を撮影すると、どのように見えるのか?

ベストセラー『奇界遺産』やテレビ番組『クレイジージャーニー』などで注目を集めた佐藤健寿氏による写真集『SATELLITE』では、その新たな「絶景」を多数紹介。

独特の色や模様が広がり、いずれも一目見ただけでは国も場所も特定できない。街や工場、農村地帯や砂漠など地球上のありふれた風景、そして、世界遺産の絶景でさえ、どこか不気味なメッセージを発しているようだ。

オルドス/中国

{   bandList =    [     4;     3;     2;   ] }ところどころ幾何学図形にも見えるこの写真。実際は、高層マンションが立ち並び、モダンなデザインの美術館や壮麗な彫刻が乱立し、中国の勢いを象徴している。だが現在は、石炭バブルが弾けた影響で、ゴーストタウンと化している。

安山/韓国

07碁盤の目状にびっしりと、青い家々が埋め尽くされている。ここは1970年代中頃、労働者が住まう住宅街として建設された工業都市。韓国ではもともと高貴な家のシンボルであった青瓦を真似て、青い屋根の家が急増したと言われている。

ドゥラット・アル・バーレーン
/バーレーン

046-453_R1C1中東の島国、バーレーンで現在開発が進行中の人工島。馬蹄型の6つの島と5つの魚型の島からなり、それぞれは橋で結ばれている。完成は2015年いっぱいを見込んでおり、5つ星のリゾートホテルやゴルフ場の建設が進行中だ。

リッセ/オランダ

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この美しい景観は、オランダ南部、チューリップの栽培で知られるリッセ。1年のうちわずか8週間だけ見られる「花の絨毯」をひと目見ようと、世界中から観光客が殺到するという。

京葉工業地帯/日本

03「カラフルな重戦車」とでも喩えたくなるこの光景は、埋め立て地に広がる京葉工業地帯。火力発電所や石油コンビナート、鉄鋼業を中心とした重工業の拠点として栄え、日本の高度経済成長時代を支えた。

グワーダル/パキスタン

01砂時計のような形をした物体はアラビア海に浮かぶ岬で、中央アジアと中東を結ぶ海運の要衝。現在は中国管轄で開発が進み、香港からアフリカへの海運ルートを確保する重要な拠点だという。

ラック・ローズ/セネガル

105-r_R1C1-Edit西アフリカ・セネガルにあるレトバ湖。大西洋から流れ込んだ海水が灼熱の太陽で蒸発し、大量の塩を生む。ここに棲息するドナリエラという藻類が化学物質を発し、湖がピンクに染まるという。

ルブアルハリ砂漠/サウジアラビア

{   bandList =    [     4;     3;     2;   ] }ルブアルハリ砂漠は、サウジアラビアやオマーンにまたがる大砂漠地帯。赤い砂紋の間に「サブカ」と呼ばれる青白い塩床が広がる奇景で、東西1000㎞、南北500㎞にまたがり「何もない場所」を意味する。

ベシボカ川/マダガスカル

121-3_R1C1なにやら植物の根っこにも見えるが、写っているのは全長525kmある川。川を染める赤色は、上流の土壌から流れ出た赤土。もともと河口部は豊富なマングローブに囲まれていたが、森林伐採と農地開発により赤土が川へと流入していき、幻想的で悲劇的な光景を生み出した。

富士山/日本

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雪化粧の富士山を俯瞰で見ると意外にもこんな姿。普段見慣れた優美な佇まいからは遠く、むしろそれが巨大な火山だという事実を物語っている。

これほどまで高画質でワイドな衛星写真はある意味貴重。それもそのはず、世界最大の民間人口衛星撮像企業、米・デジタルグローブ社のバックアップにより初めて撮影が実現したのだ。

ここであなたが目にしたものは、写真集のほんの一部。さらなる「奇妙な世界」を体感してほしい。

SATELLITE
コンテンツ提供元:朝日新聞出版

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