クリエイティブに生きるために、旅で行うべき「5つのコト」

旅こそひとりの人間として成長するための良き師であり、インスピレーションの源だ。そして旅という最良のツールとリソースを、より多くの方々に活用してほしい。
自著『TraveLife』から、旅を100%活かすために必要な心構えを紹介する。

01.
ツアー旅行ではなく
フリーの旅

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旅と観光は、違うものではないかと僕は思う。「観光」という言葉には「観る」という言葉が入っており、まさしくいろいろ見て終了だ。いっぽう、旅というのは「観る」だけでなく「感じる」ことであり、さらにそこから「学ぶ」ことではないだろうか。

作られた観光地だけを観て、何かを得るというのは難しい。楽しんだりリラックスしたりすることが目的なら、ツアーの観光旅行も悪く無い。だが、人生を変えるための旅には決してならない。

旅の魅力は、知らないところに行って知らないことを学ぶことにある。旅に出る前にガイドブックやどの土地の歴史を調べて学ぶことも大事だけど、一番の旅の学びは、旅の途中で生身の自分がリアルに感じ、肌で学ぶことだ。

40代の今の自分がバックパックで旅をするのはいささかキツイが、だからこそ若い頃というのは、貧乏旅行を楽しめるチャンスの時。若いうちは自由になるお金が少ないぶん、体力も気力もあふれているし、感性が新鮮で、旅でより多くより深く学べるというアドバンテージがある。

バックパックの旅が難しくても、せめてツアー旅行ではないフリーの旅をして、リアルに近づくといいだろう。旅の途中で学ぶには、「観光」ではなく「旅」をしよう。

02.
細かいメモをたくさんとる

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考えてみると、フィジーに行ったときもハワイに行ったときにも、僕は細かいメモをたくさんとっていた。一人旅で時間がたくさんあったということ、話し相手がいなかったことも大きな理由だ。言葉が通じずにもどかしく、すごく悔しい思いをしたなんてことも、当時のメモにはいっぱい書いてある。このメモが原動力になって新たに学ぼうという意欲が湧いたし、自己表現について考えるきっかけができたし、旅を単なる旅で終わらせずにすんだ。旅に出れば、一人旅でなくても深く考える時間がある。過密スケジュールをこなすツアーでなければ、たいていぽかっと空く時間が出るものだ。

日本にいたら日々に流されて、追われて、考えることなくあれこれをこなすことで一日が終わってしまうが、観光でない旅は決してそうはならない。考える時間が自ずと増えたら、それを生かさない手はない。

まずはじっくり考える。そこで終わらせず、何を感じて考えたか、ひと言でもいいからメモしておく。たったこれだけで、その旅の価値は劇的に上がる。

03.
スケジュールを事前に
しっかり組んでおく

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実際の旅は、有限性のなかでいかに楽しむかの、絶好のトレーニングだ。1年でも1ヶ月でも1週間でも、期限があるのは同じ。

「この1週間で、やりたいことをどれだけやれるか?」
「この1ヶ月で、見たいものをすべて見るにはどうすればいいだろう?」真剣に時間の割り振りを考えてみよう。

1ヶ月の旅なら行き当たりばったりでも楽しめるかもしれないし、僕の学生時代の旅はノープランだから楽しかった面もあるけれど、会社で働いている大人の旅は、長くても1週間くらいだろう。タイムマネジメント能力、コーディネート力が不可欠だ。たとえばハワイに1週間行くとする。日本からだと5泊7日になるから、食事は夜5回。昼5回。このなかでどれだけハワイのおいしい店やB級グルメを味わえるかは、いかに時間を配分するかにかかってくる。食事だけではなく、「サーフィンをやりたい」「くつろぐ時間もとりたい」と他にもやりたいことはあるから、調整が必要だ。

僕は旅をするとき、必ず自分でスケジュールを作ってスマホに予定を入れていく。5泊だったら5日分、食べたいレストランを入れ、予約する。ヨーロッパの特別いいレストランは車で5時間もかかる村にあったりするし、3つ星は気まぐれで行っても席がないから、移動時間を含めて事前のタイムマネジメントをしておかなければ楽しめない。

04.
走ることで街を知る

Sticking to their exercise routine while on vacation

知らない街に着いたら、翌朝は1時間ほど走ると決めている。のんびり1時間ぐらい走ると、僕の場合だいたい10キロ。首都以外のヨーロッパの街なら、アウトラインを把握するのに充分な距離だ。ぐるっと街を俯瞰する感覚である。「よさそうなレストランが固まったエリアがあるな」「ふうん、あの世界遺産はここにあるんだ」観光のような普段のランのような感覚で、街を俯瞰しながら走る。歩いているときには絶対行かないような住宅街に入っていくこともある。そうすると、ガイドブックに載っている中心地にはない、普段の生活が見られたりするのだ。

昔はホテルのコンシェルジュにジョギングマップをもらっていたが、今はGoogleマップでどこへでも行ける。リクエストすれば数分でタクシーが呼べるカリフォルニア生まれの配車アプリ「Uber」を使えば、最悪、道に迷ったり具合が悪くなっても大丈夫。その意味でスマホは必需品だ。

時差ボケ解消にもトレーニングにもなる“旅ラン”は、習慣になっている。

05.
食べることで国を知る

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旅先でどこでも食べられるようなものを食べたり、スーパーで買ってきたもので食事をすませたりするのは、相当にもったないと思う。

なぜなら、何をどうやって食べているのかは、その国の文化を物語るから。食べることで国を知り、文化を知るのは、旅の大事な要素だと思っている。

ナショナルチェーンに行けば、「マクドナルドがある!」「スタバだ。ほっとするなあ」と思うかもしれないが、あまりにも残念だ。日本でも食べられるものを食べて安心するなんて旅とはいえない。せっかく日常から脱出して知らない街へ来たのなら、チャレンジしなければ旅の魅力が半減してしまう。

06.
お土産を買わない

Man greeting golden rising of the sun

僕も若い頃は普通にお土産を買っていたが、一生に一回しかない 旅をしないという人はそういない。ハワイのお土産をあげても、相手もちょくちょく行く人だったらあまり意味がないし、お互いに面倒なだけだ。物欲が少ないので、自分のためのお土産もあまり買わない。

旅先で会う人へのお土産としては、僕は扇子を持っていく。かさばらないし、日本的だし、実用的で喜ばれる。ヨーロッパの夏は暑いので扇子があるとだいぶ違うから、自分用にもって行き、プレゼントしてしまうパターンもある。
いずれにしろ「ザ・お土産」と大袈裟にしないほうが、身軽な旅ができる。

TraveLife
コンテンツ提供元:本田直之

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