酒造メーカーがつくった柑橘いっぱいの純国産「天然アロマオイル」

太平洋に面した温暖な紀州和歌山県。そこで育てられた柑橘類の果皮から作られた、日本では珍しい合成香料不使用のアロマオイルがあります。製造したのは酒造メーカー。なんでも、焼酎造りの蒸留技術が活かされているんだそう。

蒸留のプロが手がける
純国産100%のアロマオイル

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紀州和歌山の豊かな自然が育んだ柑橘類から、天然のエッセンシャルオイル抽出に成功したのは、地元の酒造メーカー中野BC株式会社(中野BC)。

同社によると、国内に流通しているほとんどのアロマオイルが海外で生産されており、純国産で、それも100%天然のオイルとなるとごくひと握りだそう。

それにしても、気になるのは酒造メーカーがいかにしてアロマオイル製造に至ったのか?そこには、焼酎とアロマ製造の間になる意外な共通点が。

「安全な天然アロマを」
焼酎の蒸留方法に着目

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オイルを製造する中野BC。同社には、1932年創業以来、醤油、焼酎、リキュール、清酒の製造で長年培ってきた「醸造技術」がありました。

1990年には、技術発展を目的に「リサーチセンター食品科学研究所」を設立。地元和歌山の素材を活かしたオリジナルブランドの開発に乗り出しました。

地元農園(伊藤農園)のみかんジュースの製造工程で捨てられる、みかんの皮の再利用法を考えるなかで、果皮から天然精油の抽出したアロマオイルの製造に目を付けたそうです。

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植物由来のアロマオイルは通常、蒸留してオイルを抽出するのが一般的。ところが、柑橘類は熱による香りの成分変化が強いため、これまでは果皮を押しつぶす圧搾法が採用されてきました。

しかし、この方法では柑橘類に含まれる光毒性成分クマリンを取り除くことができません。クマリンは、シミや肌荒れを引き起こす可能性がある成分。柑橘のみずみずしい香りは抽出できても、肌につけることができない…。

中野BCが目指していたのは、「100%国産の天然かつ安全なアロマ」。ここで生かされたのが、66年間の焼酎造りで培った水蒸気蒸留法でした。焼酎を製造する過程の細かな温度管理を駆使して、クマリンを含まない蒸留法での精油を実現。温度帯や摘出条件を試行錯誤し、じつに2年間でのべ200回以上にわたる蒸留実験を繰り返したそうです。

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こうして抽出された、地元柑橘100%の天然のエッセンシャルオイルは、日本アロマ環境協会の認定を受け、「食べる柑橘から香る柑橘へ」。紀州の新たな魅力を伝えるブランドになりました。

紀州和歌山の魅力が
凝縮した、6種の香り

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柑橘王国・和歌山県産のみかんと甘夏、柚子、檸檬、三宝柑(さんぽうかん)の5種類の和の香りが凝縮したアロマオイルは、ブランド名「FRAGRANT KISHU-WAKA」として、2015年4月から発売がスタート。

100%国産の原料を用いて100%天然のエッセンシャルオイルをつくる。ブランド名に配した「WAKA(和香)」、そこには日本と和歌山ふたつの“和”の意が込められているそうです。

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今年、県産高級柑橘「仏手柑(ぶっしゅかん)」が新たにシリーズへと仲間入り。生花にもよく使われる、野性味ある独特のスパイシー香が特徴。主に観賞用として使用されることが多く、ひとつ3,000円以上の値がつくことも珍しくありませんが、これはその希少な果皮を使用したもの。300個限定の販売となっています。

焼酎の醸造技術が活かされたMADE IN NIPPONのアロマオイルは、中野BCのwebサイトから購入可能。みずみずしい“和アロマ”、どんな香りがするんでしょう。気になりますよね。

Licensed material used with permission by 中野BC株式会社
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