12歳と14歳、姉妹の熱意に州知事が動いた!バリ島「2018年までにレジ袋撤廃」へ

インドネシア・バリ島で、この数年間のあいだに大きな変革が起きていたことを知っていますか?2013年、当時10歳と12歳だった姉妹が始めた「レジ袋ゼロ」運動。いつしか島の子どもたちみんなを巻き込んだ活動は、ついに州知事にある公約をさせるまでに至りました。

美しい楽園を守ろう!
「レジ袋ゼロ」を目指した姉妹

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メラティ(写真左)とイザベル(写真右)のワイゼン家姉妹。今から3年間の2013年、当時まだ10歳と12歳だった姉妹は、学校で習った世界を変えるリーダーたち(ネルソン・マンデラやマハトマ・ガンジー)のように、自分たちも何か大きなことがしたいと考えました。そして、大人になるまでそれを待つ必要はないと思い立ち、今あるバリ島の問題を夜中までかけて洗い出したそうです。そうして最後まで彼女たちの頭に残ったものが、いまバリ島が直面している課題でした。

海洋生物にも影響する
リサイクルされないレジ袋

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バリ島では現在、1日に680㎥分のプラスチックゴミが排出されているそうです。レジ袋だけに限って言えば、そのうちわずか5%しかリサイクルに回せていないのが現状。にも関わらず、人々は買い物の際、わずかな距離でも家路のためにレジ袋を手にしている、とメラティ。

こうして捨てられたプラスチックゴミが、道端に、畑に、川に、砂浜にと、どこを見渡しても目に止まる状態。いつしか、美しかったはずのバリ島は、レジ袋のゴミだらけに。

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川に捨てられたビニール袋は、やがて海へ。きれいだったはずの海までプラスチックゴミで埋まり、被害を受けたクジラの死骸がバリ島より北に位置するボルネオ島の砂浜に上がったそうです。驚くことに、その胃袋から4kgものビニール袋が出てきたとか。

「バイバイ、レジ袋」発足
SNSで仲間を募ろう!

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「大人たちが動かないなら、自分たちが動こう!」

プラスチックゴミすべてをなくすことは非現実的。まずは、実現可能な目標として「レジ袋ゼロ」を掲げ2013年、「Bye Bye Plastic Bags」を立ち上げました。

現在、ハワイやルワンダでは禁止されているレジ袋を、バリでも同様に。ワイゼン姉妹の「バイバイ、レジ袋」活動は、クラスメートをはじめ、同年代の子どもたちへと浸透していきました。

「すぐに仲間が集まった」と姉のイザベル。いかにもティーンらしいSNSによる拡散方法の効果が絶大だったようです。やがて、ボランティアは島子どもたちみんなへと広がっていきました。

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浜ではプラスチックゴミを自主的に回収し、島の各地で協力を求める講演会を開き、空港で署名活動を行い、ときにはガンジーのようにハンガーストライキまで実施したそうです。

もう、大人たちも
黙ってはいられなくなった

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さよならレジ袋。これは、その代わりとしてオリジナルデザインのエコバッグを村の人々に配って回っている様子を捉えたもの。この頃には、姉妹の運動に協賛する大人が増え、販促のTシャツやエコバッグ、ステッカーの製作が始まりました。

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いつしか「レジ袋ゼロ運動」は、草の根運動ながらバリ島を挙げての一大プロジェクトに。こうなると、もう大人たちも黙っている訳にはいかず。そして、とうとう彼女たちの活動が知事を動かすことに。

州知事、2018年までに
レジ袋撤廃を“約束”

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2015年1月、バリ島マンク・パスティカ州知事はワイゼン姉妹と面会。その席で、彼女たちの一連の活動を高く評価し、「2018年までにレジ袋を撤廃する」という覚書を交わしました。このニュースは、インドネシアだけに留まらず大きな反響を世界の大人たちに与えました。

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2016年1月、メラティとイザベルは「TED」に登壇。自らのプロジェクト達成へのプロセスを紹介し、こう締めくくりました。

「リーダーになるのに、年齢は関係ない」。

ワイゼン姉妹のように高い志を持った若き活動家が、大人を先導する例を私たちはすでに知っています。マララ・ユスフザイさんの時も同じでした。希望と情熱に胸を膨らませた未来の大人たちが、これからもどんどん登場するのでしょう。

さて、以下の動画は、姉妹が「Bye Bye Plastic Bags」を立ち上げた際に制作した、活動用のビデオです。当時まだメラティ(12歳)、イザベル(14歳)。2人の熱意が伝わってくるはずです。ぜひ。

Licensed material used with permission by Bye Bye Plastic Bags
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