今年から通年公開!「迎賓館」でヨーロッパ気分を味わってみませんか?
国賓・公賓の宿泊やおもてなしをするために設けられた「迎賓館赤坂離宮」。毎年、夏の10日間だけ公開されていましたが、今年から公式行事に支障のない範囲で通年公開を行っています。
まるで海外のような佇まい
ヨーロッパにいるような気分になってしまう外観ですが、それもそのはず。明治42年に東宮御所として建てられた、国内唯一のネオ・バロック様式で、明治以降の建築物として初めて国宝に指定されているんです。それでは内観を見ていきましょう。
彩鸞の間
条約・協定の調印式や国賓とのインタビューなどに使われます。
花鳥の間
公式晩餐会が催されているお部屋。
朝日の間
表敬訪問や首脳会談などが行われるそう。
羽衣の間
レセプションや会議場などとして使われます。
当初から御所としてはあまり使用されなかったため、皇室から国の管理に。国会図書館や東京オリンピック組織委員会などで使用されたのち、昭和49年、迎賓館として今の姿になりました。前庭、主庭、本館、和風別館(游心亭)で構成されていて、内閣府によると本館は「明治の洋風建築の到達点の1つ」なのだとか。この美しさなら納得ですね。
インスタジェニックな外観で話題!
四季折々の木々や花が植えられている庭も魅力の1つ。アメリカ・フォード大統領やロシア・ゴルバチョフ大統領が植樹した木も見ることができるそう。約35,500坪の敷地内、のんびりできちゃいそうですよね。
正門も国宝。この非日常感、行ってみたくなりませんか?
公開予定は随時サイトにアップ
現在の公開予定は、5月31日〜6月21日(6月1日、8日、15日を除く)、7月4日〜7月24日(7月6日、13日、20日を除く)。
前庭は入場自由ですが、本館・主庭=当日整理券または事前申し込みで、1日の定員が3,000人。参観料は大人1,000円。また、和風別館=事前申し込み。参観料は1,500円です。詳しくはこちらから。
館内の写真撮影は禁止なので、実際に行って見てみて!