店舗が電話ボックス!?ロンドンにオープンした「サラダショップ」はひと味違う
電話ボックス…、ではありません。ここはポップアップのサラダ屋さんなんです。
週2日、時間限定
ロンドン中心部にある、大英博物館から約100メートルほどに位置する公園、ブルームズベリー・スクエア。ここに火曜日と水曜日、11:30から14:30までオープンしているのが「Spier’s Saladas」です。美味しくて価格は高くなく、量もしっかりしたものを提供するというポリシーに基づき、地元で採れる旬のオーガニック野菜を使ったサラダをメインに販売。
5種類のサラダと2つのメインディッシュは日ごとに変わり、サイトでも公開されています。例えば、クレソンとラディッシュ、サンドライトマト、にんじんにサンフラワーシードを入れたサラダに、ワインビネガードレッシングをかけたものや、アボカド、パスタ、そら豆、きゅうりにかぼちゃの種、コリアンダーを入れたもの。メインは、うるしの実をスパイスに使ったローストチキン、ベイクドサーモンなど。
オーナーのBen Spierさんが家で作ったものをここまで運んできて、ボックスへ並べます。お値段は約540円から920円程度と、周囲のお店と変わりありません。店内(?)以外は…。
かつてのアイコンが「店舗」へ
しかしなぜ、電話ボックスでお店を…?
「Mental Floss」によると、携帯電話の普及により、2002年にはイギリス全体で9万2,000あったものが、2014年には4万8,000に。そしてそのほとんどがもう使われていないのだそう。そこに目をつけたのが「RED KIOSK」。使われていないボックスをリノベーションし、希望者に店舗として貸し出しているんです。
もともと人通りが多く、目に付きやすい場所に設置されているため、コーヒースタンドやワッフルなど、軽食を売るのに使われているそう。
Spierさんは「美しいロンドンのアイコンとして使われていたものを完璧に再利用できるため、電話ボックスをお店として選んだ」と話しています。