きっと、何かを見逃してしまう「写真」です

スマホサイズで情報伝達できてしまう功罪のひとつが、なんでもスワイプ、スクロールしてサクサク次の情報へと進んでしまうスピード感。必要な情報がないと分かれば、とにかく親指の動きが早い早い。

でもね、そこに落とし穴が潜んでいることも。たった4枚のフォトインスタレーションですが、解釈次第ではこれが見ごたえ十分なのですよ。

何がリアルか?よりも、
何がリアルに見えるのか

ほら、スクロールなんてほんの一瞬。では今の4つの作品、ディテールまで思い出すことができますか?バイクにまたがっていたカップル、何をタイヤに見立てていたでしょう?

これらは、ドローンによる空撮ではなく、クレーンにカメラを固定して俯瞰で撮影されたものだそう。案外、「もう5センチ足を前に出して」みたいな緻密なやりとりが、ビックリするくらい繰り返されていたりして。でも、見るのは一瞬。

この作品に限らずですが、どこに「気づき」を見つけ、どう「解釈」するか。そんな楽しみ方も悪くないですよ。

では、改めてどうぞ。

01.

02.

03.

04.

ちなみに、一連の作品のタイトル「OCN」は、「Of Course Not(ありえない)」の意。ちょっと、マネしてみたくなる作品でした。

Licensed material used with permission by Sébastien Staub
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。