「火星で生き残る方法教えます」。豪大学による無料オンライン授業がスタート

火星移住計画──。それがフィクションでなくなってきた印象は確かにある。民間ロケットがテスト飛行をし、これまでエイリアンや惑星衝突に固執してきたハリウッド映画が、“火星での暮らし”に焦点を当てたヒット作を送り出したことからも。

だけど、ただ火星までたどり着けるだけでは「移住」は叶わない。不毛の地で生き延びる知識がなければ。

というわけで、「無料公開授業」始めました。

オンライン授業で身につく
火星でのサバイバル能力

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メルボルンのモナッシュ大学から、全世界へ向けて公開されるこの授業(2016年10月24日より)。人間が火星で生き延びるために必要な基礎科学を学ぶプログラムが予定されている。

空気がない大地でどうやって息をし、水ををつくり、食べるために食物を育てていくか。酸素、水、食料。生活のベースであり、生きていくのに不可欠なこの3つの要素を化学、物理学、天文学、地質学の要素を用いて、誰にでも分かりやすく解説することが趣旨だとか。

ちなみに週に3時間、4週間にわたるコース終了時には、火星で酸素、水、食料さらにはエネルギーを生成する基礎知識を身につけることができる。と講義を指揮する物理学者Jasmina Lazendic-Galloway博士。

さすがに、こればりは火星に降り立たない限り確かめようもなんだけれど。とはいえ、いつの日か必要になるやもしれぬハウツーを求めて公開1ヶ月前にしてすでに1,500人を超える受講希望者が予約を済ませていることを「Mashable」に明かした。

地球に似た環境
移住化計画は夢じゃない

国立天文台によると、687日間かけて太陽の周りを回る火星が、地球に最も近づく時の距離が約7,528万キロ。平均気温がマイナス43℃、大気のほとんどは二酸化炭素という環境に、どうして人類が目をつけたのか?

近年、NASAが火星に水が流れていた決定的証拠となる形跡を発見した。気の遠くなるような話ではあるものの、自転周期も地球と非常に近く(火星での1日は24時間39分35.244秒)、テラフォーミング(惑星地球化計画)を目指す上で地球に似た環境を構築するならば火星。こう科学者たちが判断するのも、可能性が決してゼロではない証拠では。

すでに、イーロン・マスク率いる「SpaceX」のように、民間宇宙開発事業が次々と着工。2024年までに人間を火星へ送るとする計画もある。それがただの宇宙旅行として終わるのか、本当に移住を目指してのものなのか。

いづれにしても、もうSFの中だけの話ではなくなっている。来るべき日に備えたいと思う人がいれば、このオンライン講義に申し込んでみてはどうだろう。出席するのはタダなんだし。

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