プロのカメラマンが使う「カメラアプリ」5選

スマホの性能がグンっと向上して、さまざまな機能が専用品すら凌駕するようになってきた昨今。

その筆頭とも言える「カメラ機能」は、多くのカメラマンやカメラ好きの人たちが「一眼レフ不要説」を唱えるようになってきたほど…。

そんななか、重たい一眼レフを片手に「Lovegraph(ラブグラフ)」のカメラマンとして活動する私は、プライベートでも一眼レフを抱えつつ、スマホでも写真を楽しんでいる。

それは、

・撮りたいときにすぐ撮れる
・持ち運びがラク
・カメラ感がなく、音まで消せる
・すぐにSNSに投稿できる

というような「スマホだからこそのメリット」を活用したいからに他ならない。ということで、スマホだからこその写真を後押しするカメラアプリを紹介していきたい。

【撮影編】

01.
「シンプルカメラ」

iPhone、とくに7はスピーカー性能の向上に伴い、カメラのシャッター音が非常に大きい。落ち着いたカフェでランチの写真を撮りたいときや、赤ちゃん、ペットを撮影したいときに困ったことはないだろうか。

そんなときに使えるのが、無音カメラアプリだ。いろいろリリースされているけど、なかでもオススメしたいのが「シンプルカメラ」。

無音であることに加えて、以下の4点が優秀なのだ。

1:手ブレ補正
2:高画質
3:起動が早い(2秒程度)
4:細かな設定ができる
・ズームやグリッド表示、解像度変更など
・フラッシュのオン・オフ
・セルフタイマー
・縦横比変更
・カメラ切替
・カメラロール
・望遠・広角の切替
・シャッターボタン
・カメラ・動画切替

つまり、街中を歩きながらのスナップ撮影にとても適している。

ひとりで街歩きするとき、友だちと買い物に出かけるときにも、このアプリならカメラ感を出し過ぎずに日常を切り取れるはずだ。

シンプルカメラ(App Store)(Google Play

02.
「ProCamera」

こだわり派のスマホ最強カメラ。上で紹介した「シンプルカメラ」は、スマホカメラの手軽さを加速させる。だけど、絶景を目の前に一眼が手元にない…!そんなときは、スマホカメラの性能を最大限に活用できるこの「ProCamera」がオススメだ。

このアプリのポイントは、基本的な設定機能に加えて

1:シャッタースピード変更
2:ISO感度の変更

ができることだ。

スマホカメラや安価なコンデジとの大きな違いは、撮影時に上記のようなカメラのセッティングができること。シャッタースピードが変えられれば、水の流れを表現したり、光の道筋を浮かび上がらせることができる。

ISO感度が変えられれば、暗闇の星空を映し出すことも、薄暗いパーティ会場での笑顔を美しく捉えることができる。

スマホを使って一眼レフのような写真を、と考えるときには一番のアプリだ。

ProCamera(App Store

【編集編】

03.
「Snapseed」

画像編集ソフトに代表される、Photoshop。そんな編集をスマホでできたら…と考えたことはないだろうか。タップで簡単に様々な編集ができるだけでなく、Photoshopに勝るとも劣らない加工技術を備えている、それが「レイヤー加工」だ。

レイヤーとは、画像編集の「層」のようなもので、編集済みの画像を一つひとつの編集という透明なフィルムを重ね合わせたようにイメージした場合、フィルム1枚1枚を指す。

言葉では難しいので、画像で説明してみよう。

アプリを開くと、このような画面が開きカメラロールの画像が表示される。右下にあるペンのマークが編集画面になっているので、ここをタップすると…

様々な編集操作や、フィルタの選択画面が出てくる。ここでは、フィルムカメラのような加工フィルタを選択。

併せて、モノクロのフィルム加工を重ねる。

その後、画面上のマークをタップ。

この画面で編集表示をタップすると、これまでの編集が項目別に出てきます。

そこでブラシマークをタップすると、

編集項目の処理範囲を自由に選択することができる。

最後に、処理をしたモノクロの適用範囲を雑誌以外に指定。こうすることによって「フィルム風フィルタ」のみ全体に適応し、「モノクロフィルムフィルタ」は雑誌以外の部分に適応させた。

今回は分かりやすくモノクロの適応を処理したが、レイヤー処理を重ねることによって非常に幅広い写真表現が可能になる。普通の加工編集に飽きてしまった方はぜひ。

Snapseed(App Store)(Google Play

04.
「Photo Blender Pic Editor」

様々な画像フィルタと透明効果を組み合わせて、モンタージュ写真を作ることができるアプリ。

アプリを開くとこのような画面が開き、下部にフィルターがまとめられている。

ここをタップすると、風景や街、人物などの画像フィルタが展開できる。

画像を選択し、重ね合せる範囲や位置、映し出しの濃さなどを調整できる。貼り付けのあと、チェックマークを押すと最初の画面へ戻るので、星マークをタップ。

ここでは、レンズに入る光を表現した画像フィルタが用意されている。フィルムカメラのフレアのようなイメージを選択。

これを使えば、手軽にアート写真を作成することができる。写真の雰囲気をサクッと変えたいときにはオススメだ。

Photo Blender Pic Editor(App store)(Google Play

【その他、撮影に使えるアプリ】

05.
「StarWalk2」

このアプリは、星や星座、天の川を見るのに適したもの。

真っ暗な中で見れば、立派なプラネタリウムになるようなアプリだが、じつは真価はそこではない。

右上のカメラマークをタップすると…

よく晴れた夜、うっすら星が見えるときにカメラを空へ向ければ、その方角にどんな星や星座があるのかを映し出してくれるのだ。

部屋のなかでも、満天の星がそこに。

またそれだけではなく、時間経過に併せてどのように星が流れていくのかも見ることができる。天気のいい日には、このアプリを片手に外に出れば、いつ、どこに、どんな星が現れるのかがすぐに分かる。

一眼レフで天の川を撮りたい日や、友人とのキャンプで夜空を見上げた日に試してみよう。

StarWalk2(App store)(Google Play

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。