「平和な日々」を「当たり前」だと思わないでください、決して。

何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。

それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。

アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?

International Day of Peace

(国際平和デー)

今日は世界193ヵ国が加盟する「国際連合」が定めた「International Day of Peace(国際平和デー)」です。

1981年に宣言されたこの記念日は、当初、毎年9月に開催される国連の開会日に日取りが制定され、開会式に各国の代表者が1分間の黙祷をおこなうことが慣例となっていましたが、今から20年前の2002年、本日9月21日に固定されました。

「国際平和デー」の目的は、その意味の通り、世界の平和を祈り、その実現を推進していくこと。

「国連連合広報センター」のウェブサイトで公開されている参考資料にはこう記されています。

世界の停戦と非暴力の日として、

すべての国と人々に、この日一日は

敵対行為を停止するよう働きかけています。

“この日一日は”──悲痛な叫びにさえ感じる、この表現。

領土や資源の奪い合い、宗教上の問題、利害関係の不一致、文化や思想の差異......戦争や内紛の理由はじつにさまざまです。直接的な武力による行使だけでなく、情報操作や通信によるインフラの撹乱など、その様相もかつてとは変化しています。

しかし、そこには、犠牲になる罪のない人が確実に存在します。それが戦争なのです。

今日、9月21日が、平和を切望する日ではなく、平和であることに感謝する日になりますように......。

Top image: © iStock.com/twohumans
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。