超富裕層の家庭では、女性は無職が半数以上【調査結果】

超富裕層に属する異性カップルの半数以上は、男性が稼ぎ手で、女性が専業主婦であることが明らかになった。これに関する論文は、社会科学の学術雑誌『Social Forces』に掲載されている。

データのもとになっているのは、1989年から2019年までの、アメリカの連邦準備制度理事会が実施した「Survey of Consumer Finances」の内容。超富裕層、富裕層、準富裕層に焦点を当て、異性カップルがどのように仕事を分担しているのかを調査している。

そして、2019年は超富裕層に属する異性カップルは、53%の女性が仕事をしていないことが明らかになった。富裕層の場合は27%、準富裕層の場合は20%とのことだ。

また、異性カップルのどちらもがフルタイムで働いているのは、超富裕層では28%、富裕層では51%、準富裕層では61%という割合のようだ。

調査はあくまでも傾向を調べたのみで、なぜこのような結果になのかまでは分かっていない。

超富裕層になるほど稼ぐ男性には、専業主婦として家庭を守る女性が必要なのか?あるいは、保守的な考えを持つ家庭が多いのか?

ガラスの天井と呼ばれる男女格差にも関係していると思われるこの研究結果。今後の数値の動きにも注視していきたい。

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