“結婚しない生き方”は1990年から広まり始めていた?【調査報告】

若者たちの間で“結婚しない”選択肢が広がる昨今。

さて、生涯未婚率となるとどうだろう。情報メディア「Lady(レディ)」を運営する「期間工.co.jp」が、5年に1度おこなわれる国勢調査(令和2年実施)をもとに導き出した結果をご紹介しよう。

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前提として、生涯未婚率は調査年に50歳の男女のうち結婚歴がない人の割合を指す。

これが1990年は男女ともに約5%だったのに対して、2000年には男性が10%を突破、2015年以前には女性も10%を突破

その後も年々上がり続け、2020年には男性が28.25%で女性が17.5%という数値に。

つまり、1990年と比べると約3〜5倍まで増加しており、この状況は今後もしばらく変わらないようだ。

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具体的な数値を見ていくと、日本の15歳以上の人口1億1,111万4,497人のうち、まず既婚者は6,181万6,464人。

一方、未婚者は男性が1,854万4,172人で、女性が1,424万5,904人。合計3,279万76人にのぼる。これは死別の1,006万6,871人と離別の644万1,088人を除いた数値である。

……さて、今回の調査結果からわかるのは、“結婚しない”選択肢は少なくとも1990年以降、若者の間で徐々に広まりはじめていたのだろう、ということ。

それがますます明白になってきた現代社会。もしかすると、2025年の国勢調査では最初に紹介したグラフの予測を上回る数値があらわれるかもしれない。

『期間工合同会社』

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