デジタル疲れを感じたら……感情管理は「システム手帳」で

スマホ、タブレット、PC……デジタルデバイスに囲まれた日々を送る私たちにとって、「手帳」の存在はもはや過去の“遺物”だろうか?否。デジタルネイティブ世代にこそ響く、システム手帳の新しい波が来ている。

進化するシステム手帳
単なるスケジュール帳にあらず

「株式会社日本能率協会マネジメントセンター(以下、JMAM)」は、2024年11月1日から、システム手帳ブランド『Bindex by NOLTY』から新リフィールを発売すると発表。「ライフログ」「ライフビジョン」という新コンセプトのもと、デジタル化が加速する現代において、あえて「書く」ことを通して自己と向き合う、新しいシステム手帳の提案だ。

JMAMによると、「ライフログ」とは日々の出来事や感情、行動の記録を指し、「ライフビジョン」とは将来の夢や目標、キャリアプランの明確化を指すという。今回発売された全25種の新リフィールは、A5、バイブル、M6(ミニ6)の3サイズ展開で、これらのコンセプトを体現するラインナップとなっている。

©株式会社日本能率協会マネジメントセンター
©株式会社日本能率協会マネジメントセンター

脱デジタル疲れ!システム手帳が導く
自分と向き合う「深い時間」

ここで注目したいのは、デジタルネイティブ世代の間で高まっている「デジタルデトックス」や「マインドフルネス」への関心だ。情報過多なデジタル社会において、意識的にデジタルから離れ、心を休ませる時間を取り入れることは、集中力や創造性を高めるうえで重要視されている。

デジタルツールでスケジュール管理をするいっぽうで、あえて手書きで日記やアイデアを書き留めたり、趣味の記録をつけたりする。そんなアナログな時間が、デジタル疲れを感じやすい現代人にとって、心の余裕を生み出す時間になっているのかもしれない。

さらに、システム手帳の魅力は、自分だけのオリジナルツールを創造できる点にある。お気に入りのリフィールを選び、ペンやシール、マスキングテープで彩りを加えれば、世界に一つだけのオリジナル手帳が完成する。自分だけの特別な空間を、デジタルとは異なる感覚で作りあげることができるというわけだ。

未来を創造するツールへ

デジタル化が加速する時代だからこそ、自分と向き合い、本当に大切なものを見つめ直すことが重要になっている。システム手帳は単なるスケジュール管理ツールではなく、自分自身と向き合い、未来を創造するためのツールへと進化を遂げているのかもしれない。

👀GenZ's Eye👀

ページごとにカスタマイズできる手帳は、個人に合わせやすく、深く考えることができそう。行動管理にはデジタルが効率的かもしれませんが、自己反省や将来を考える際の感情管理には、手書きのほうが気持ちをよく表現できるのではないでしょうか。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。