本を買うことは「消費」ではなく「投資」。自分を成長させる5つの読書術

「自分の成長のために」と読書を日課にしている人も多いのでは?ここでは、日々の限られた時間、最低限の労力で、いかに読書を有効な「自己投資」に結び付けられるか、その秘訣をお教えします。

01.
1週間以内に
本の内容をアウトプットする

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読書をしても、その内容を忘れてしまってはもったいない。そのためには「読んだら忘れない読書」をしなくてはいけません。では、具体的にどうすれば記憶に残るのでしょうか?それには、「アウトプット」が効果的。読書に関して私が行っているアウトプットは、以下の4つです。

①本を読みながら、メモをとる。マーカーでラインを引く。②本の内容を人に話す。本を人に勧める。③本の感想や気づき、名言をFacebookやTwitterでシェアする。④Facebookやメルマガに書評、レビューを書く。

このうち、1週間以内に3つ行うだけで、やらないときと比べて圧倒的に記憶に定着します!実際に、書評記事を書いて紹介した本というのは、5年、10年が経過しても、かなり詳細な部分まで記憶しているものです。

02.
1日2時間の「スキマ時間」を
読書にあてる

「私は月30冊本を読みます」と人に話すと、「凄いですね。よくそんなに本を読む時間がありますね」という反応をされます。「読書したいけどその時間がない」というのは、読書ができない人に最も多い「言い訳」です。ある調査結果によると、読書量が少ない理由の第1位は、「仕事や勉強が忙しくて読む時間がない」。

とはいえ、ビジネスマンなら、通勤時間、移動時間、約束の待ち合わせ時間などのスキマ時間を合計すると1日2時間近くあるはず。つまり、1ヵ月で60時間もあるのです!このスキマ時間を使いこなせば、どんなにスピードが遅い人でも、月に10冊読むことは可能なのです。

03.
電車の中で手にするのは、
スマホではなく本

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みなさんは電車の中で何をしていますか?メールやSNSのメッセージのチェックや返信、あるいはゲーム…、ついついスマホをいじっていませんか?

でも、考えてみてください。1日に10回もメールやメッセージをチェックする必要はないし、パソコンで返信したほうが、断然早い。1日24時間のうち、2時間あるスキマ時間というのは、起きて行動している時間の約10%。つまり、人生の1割です。そのスキマ時間を使って、月に10冊本を読めば、年に120冊、10年で1,200冊にもなります。
人生の1割に相当するスキマ時間を「浪費」するか「自己投資」に使うのか。この時間の使い方次第で、あなたの人生は変わるのです。

04.
読んだ本について
「説明」と「議論」をする

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交流会や懇親会に参加すると、「樺沢さんの新刊を読ませていただきました」と言ってくださる方がいます。しかし、私が「どの辺が良かったですか?」と感想を求めると、途端に無口になってしまう。
これは言い換えると「アウトプットできない」ということです。つまり、その本の内容を自分のものにできていないのです。そういった読み方で100冊読んでも、何の成長も得られません。

私が考える「本を読んだ」の定義は、「内容を説明できること」、そして、「内容について議論できること」。感想や自分の意見を述べられなければ、本を読んでいないも同然なのです。

05.
10冊の「速読」ではなく、
1冊の「深読」

「質」より「量」を重視して10冊速読するのと、1冊だけをゆっくり、深く読むのとでは、どちらが自己成長につながると思いますか?

答えは、後者です。つまり、本から学びと気づきを得て、「議論できる水準」にまできちんと内容を理解するよう「深く読む」読み方。これを新しい言葉で「深読(しんどく)」と呼びます。「速読」して30分でビジネス書1冊を読める人はたくさんいると思いますが、「議論できる水準」で理解しているかというと、そうではない人が多かったりします。
本を読む以上、それが自分の血となり肉となる読み方をしなければいけません。成長の糧にならない浅い読み方では、意味がないのです。

読んだら忘れない読書術
コンテンツ提供元:サンマーク出版

樺沢紫苑(Zion Kabasawa)

精神科医、作家。札幌医科大学医学部卒。大学病院、総合病院、単科精神病院など北海道内の8病院に勤務。米国シカゴのイリノイ大学に3年間留学。うつ病、自殺についての研究に従事。帰国後、東京にて樺沢心理学研究所を設立。メールマガジン、Twitter、Facebookなど、累計40万人以上のインターネット媒体を駆使し、精神医学、心理学、脳科学の知識、情報をわかりやすく発信している。

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