HIV感染から女性を守る「細菌コンドーム」が発見された!(米研究)

HIV感染から女性を守る。これまでの医療技術とは全く異なる観点から、感染予防を可能にする新たな技術が「Popular Science」で紹介されている。HIVの恐怖から女性を守るのは、意外にも乳酸菌だとかで、「天然のコンドームだ」とまで指摘する研究者も現れるほど。美容や健康だけではない、驚異の乳酸菌パワーに迫る!

生物学的に見れば
天然のコンドーム!?

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今、研究者らは特定のバクテリアがHIVの病原体を食い止める効果に期待を寄せている。アメリカ微生物学会の学会誌「mBio」が大きく報じた内容によれば、乳酸菌の一種ラクトバチルスが、HIV感染ウイルスをはじめ、多くの細菌性膣炎から女性の身体を保護する役割があるんだそう。「生物学的な観点から見ても、いわば“天然のコンドーム”的役割を果たす」と研究者らに言わしめるラクトバチルスとは、いったいどんなものなのか?

このラクトバチルス菌は新種の乳酸菌として、いま世界で注目を集める成分。抗酸化作用が高くまた、メラニン色素の生成を抑制する力が強いことからも、炎症をおさえ、アトピーなどの症状に効果があるとする専門家の意見もある。

乳酸菌が病原体のバリア?

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さて、研究にあたったノースカロライナ大学薬学科の助教授Sam Lai博士によると、感染症の代表的な感染経路は、肺や鼻の粘膜、消化器官、さらには女性の生殖器官だそう。感染の防衛線として、人間の体内からは、多い時で1日に約6リットルもの粘液が分泌されるんだとか。この粘液の一部が、「膣内の粘膜を保護する防護壁のように病原体のバリアとなる」というのが博士の仮説だ。これを実証するために行われた実験が「Daily Mail」に紹介されている。

記事によると、生殖年齢に達した31名の女性の膣内から粘液サンプルを採取、ここにHIV病原体がどのように浸透していくかを調査した。結果、高い濃度の細菌群がまるでバリアのように病原体の侵入を防いでいることを発見。それが、乳酸菌の一種ラクトバチルスだった。
このことから、健康的な膣の状態を保つためには、他のバクテリアと比較し、どれだけ多くの乳酸菌細胞が膣内に存在しているかが大まかな指標になると、Lai博士は指摘している。さらに、膣内粘液の中で乳酸菌がHIV粒子と比較しても、より粘着性が高いという事実に着目する博士。実際に、乳酸菌を膣へと送り込み、感染症予防の臨床実験が近く行われる見通し。
HIV感染に対して女性を保護する新戦略開発につながる可能性があると期待されているようだ。だた、単純に乳酸飲料やヨーグルトを多く食べれば、予防ができるというものではないので悪しからず。

 Reference:Popular Science , mBio , University of Maryland Medical Center

 

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