観光客がどれほど「重要なスポットを見逃しているか」よくわかる1枚のマップ
これは、ビッグデータを使用した芸術表現を得意とするErick Fischer氏が製作した、「世界主要都市の観光マップ」だ。
氏は、Twitter投稿された画像データの位置情報を座標で示し、そこに観光客として訪れた人と、地元で暮らす人とを分析し、ビジュアライズ。赤(観光客)、青(地元住民)に色分けすることで、各都市のどこに人々が集まり、写真を撮っているのかが一目で分かる。
この情報さえ頭に入っていれば、現地の人しか知らないような、穴場スポットにたどり着けるかも!?
01.
TOKYO
山手線内に観光スポット点在
東はディズニーリゾートまで
新宿、渋谷、銀座、上野と山手線内に観光客の動きが見てとれる。南はお台場、東はディズニーリゾートまで。かたや青の東京都民の撮影スポットは各地に点在。やはり新宿、銀座近辺は両者が集中しているのがよく分かる。
02.
NEW YORK
マンハッタン島に
集中する観光客
こちらは一目瞭然。やはり見どころはマンハッタン島に集中しており、とくにセントラル・パーク内での撮影が目立つ。いっぽう、分散傾向にあるニューヨーカー。ブルックリンは撮影の機会も多いようだ。
03.
LONDON
テムズ川以北に集中する観光客
地元住民は広範囲
テムズ川以北に観光スポットが集中するロンドン。観光客の行動エリアもそこに集まるが、意外に広範囲。対するロンドン住民は、さらに広いエリアで撮影をしていることが分かる。
04.
PARIS
地元っ子のトレンドは
19区、20区の東部
世界有数の観光都市パリ。ノートルダム大聖堂のあるシテ島から、西へと伸びるシャンゼリゼ通り。果ての赤が集中するのは凱旋門。観光客とは対照的に、地元パリっ子のトレンドは19区、20区のパリ東部の様子。
05.
BERLIN
観光スポットとの
住み分けが目立つ
ベルリンは、観光客と地元に暮らす人々との住み分けができているかのように、赤と青の分部が異なる。
06.
HONOLULU
ワイキキ周辺と
パール・ハーバーが人気
こちはかなり広範囲に引いたマップだが、それでも観光客の足並みがワイキキに集中する様子が見てとれる。
07.
ROME
一極集中型の観光都市
テヴェレ川を東西に挟んで西部はヴァチカン美術館やサン・ピエトロ寺院、東側はフォロ・ロマーノにコロッセオと見どころが集中する観光都市。ほぼ、ローマ全域が真っ赤だ。
08.
KYOTO
寺社仏閣が点在
見どころ満載
清水寺、八坂神社、南禅寺など、鴨川の東側に点在する見どころは、やはり観光客の撮影スポット。西には嵐山、竜安寺、金閣寺とこちらもフォトジェニックなエリアが。このマップを見るだけでも、観光客の撮影ポイントが最も広範囲に渡っていることが確認できる。
Licensed material used with permission by Eric Fischer