ベルギーのtwitterが「ネコ」で埋め尽くされた深い理由

先のパリ同時テロを受けて、実行犯が逃走したとみられる隣国ベルギー。警戒レベルを最高位に引き上げ、厳戒態勢が続いている。警察当局は、首都ブリュッセルで展開された大規模な対テロ作戦の生命線が、SNSにあると考えていたようだ。

ベルギー警察Twitterで
作戦情報の投稿自粛を要請

2015年11月22日警察当局は、テロリストに作戦の動向を悟られないよう、ベルギー国民に対しTwitterを介して異例の協力を要請した。関連情報の投稿自粛を呼び掛けたのだ。 これに対しTwitterユーザーたちは、ある奇策に打って出た。彼らは、テロの脅威にさらされながらも、決してユーモアを忘れることなく、自国の捜査機関に協力の意志を表明。「#BurusselsLockdown」のハッシュタグと共にネコの画像を投稿し始め、SNS上はある種“ネコ祭り”状態に。

テロの脅威にユーモアで対抗

 

  「可愛いネコの画像を介して、自分たちが勇敢であることを示したパワフルな意思表示だ」とCNNは一連の投稿を紹介、「The Guardian」も「ネコの画像がテロリストからいいカモフラージュとなった」と評価する。

どうぞ、召し上がれ!

 

さて、“ネコ祭り”によるTwitterユーザーたちの捜査協力を受けて、ベルギー警察当局は23日、山盛りのキャットフードの画像を投稿。そこにはこんなツイートが「昨夜、私たちを助けてくれた多くのネコたちへ…召し上がれ!」。
そうユーザーへの謝意をユーモアで返した。

Top photo by :Братва
Reference:CNN , The Guardian , Florence , Jayce le Satirique , Astro AWANI , Kelsey Egan , Wendy Carrara , Federale Politie

 

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